トップ
>
雪子
>
ゆきこ
ふりがな文庫
“
雪子
(
ゆきこ
)” の例文
看護
(
かんご
)
の
人
(
ひと
)
も
勞
(
つか
)
れぬ、
雪子
(
ゆきこ
)
の
身
(
み
)
も
弱
(
よわ
)
りぬ、きのふも
植村
(
うゑむら
)
に
遇
(
あ
)
ひしと
言
(
い
)
ひ、
今日
(
けふ
)
も
植村
(
うゑむら
)
に
遇
(
あ
)
ひたりと
言
(
い
)
ふ、
川
(
かは
)
一
(
ひと
)
つ
隔
(
へだ
)
てゝ
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
るばかり
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「とう/\
雪子
(
ゆきこ
)
に
負
(
ま
)
けた」と
席
(
せき
)
を
外
(
はづ
)
して、
宗助
(
そうすけ
)
の
方
(
はう
)
を
向
(
む
)
いたが、「
何
(
ど
)
うです
又
(
また
)
洞窟
(
とうくつ
)
へでも
引
(
ひ
)
き
込
(
こ
)
みますかな」と
云
(
い
)
つて
立
(
た
)
ち
上
(
あ
)
がつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
物置の前では十五になる
梅子
(
うめこ
)
が、今
鶏箱
(
とりばこ
)
から
雛
(
ひな
)
を出して追い込みに入れている。
雪子
(
ゆきこ
)
もお
児
(
こ
)
もいかにもおもしろそうに笑いながら雛を見ている。
奈々子
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
夕刻から友達を訪問するといって出かけた次女の
雪子
(
ゆきこ
)
さんが、十時を過ぎ十一時を過ぎ、深夜となっても帰らなかった。
悪魔の紋章
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
兄
(
あに
)
を
太郎
(
たろう
)
といい、
妹
(
いもうと
)
を
雪子
(
ゆきこ
)
といいました。
二人
(
ふたり
)
は、
毎月
(
まいげつ
)
、
町
(
まち
)
へくる
新
(
あたら
)
しい
雑誌
(
ざっし
)
を
買
(
か
)
ってきて、いっしょに
読
(
よ
)
むのをなによりの
楽
(
たの
)
しみとしていました。
小鳥と兄妹
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
と
小室夫人
(
こむろふじん
)
雪子
(
ゆきこ
)
さんが待っていて訊いた。家ではない。会社の近くの堀端だった。主人の就職運動に奥さんがついて歩く。
貞女
(
ていじょ
)
は結構だけれど、少し世話を焼き過ぎる。
秀才養子鑑
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
五歳になる
雪子
(
ゆきこ
)
が姉につれられて病院へ見舞いに来た。
病室の花
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
良
(
やゝ
)
しばしありて
雪子
(
ゆきこ
)
は
息
(
いき
)
の
下
(
した
)
に
極
(
きは
)
めて
恥
(
はづ
)
かしげの
低
(
ひく
)
き
聲
(
こゑ
)
して、もう
後生
(
ごしやう
)
お
願
(
ねが
)
ひで
御座
(
ござ
)
りまする、
其事
(
そのこと
)
は
言
(
い
)
ふて
下
(
くだ
)
さりますな
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「そら
今度
(
こんだ
)
こさ
雪子
(
ゆきこ
)
の
勝
(
かち
)
だ」と
云
(
い
)
つて
愉快
(
ゆくわい
)
さうに
綺麗
(
きれい
)
な
齒
(
は
)
を
露
(
あら
)
はした。
子供
(
こども
)
の
膝
(
ひざ
)
の
傍
(
そば
)
には
白
(
しろ
)
だの
赤
(
あか
)
だの
藍
(
あゐ
)
だのゝ
硝子玉
(
がらすだま
)
が
澤山
(
たくさん
)
あつた。
主人
(
しゆじん
)
は
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
そのかわりには、五年間に残していったふたりの子ども、昌一君とその妹の
雪子
(
ゆきこ
)
ちゃんが、びっくりするほど大きくなって、元気に育っていました。
青銅の魔人
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「まあ、きれいだこと、
兄
(
にい
)
さん、この
鳥
(
とり
)
は、よく
見
(
み
)
る
鳥
(
とり
)
じゃありませんか。」と、
雪子
(
ゆきこ
)
はいいました。
小鳥と兄妹
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
つとめある
身
(
み
)
なれば
正雄
(
まさを
)
は
日毎
(
ひごと
)
に
訪
(
と
)
ふ
事
(
こと
)
もならで、
三日
(
みつか
)
おき、
二日
(
ふつか
)
おきの
夜
(
よ
)
な/\
車
(
くるま
)
を
柳
(
やなぎ
)
のもとに
乘
(
の
)
りすてぬ、
雪子
(
ゆきこ
)
は
喜
(
よろこ
)
んで
迎
(
むか
)
へる
時
(
とき
)
あり、
泣
(
な
)
いて
辭
(
じ
)
す
時
(
とき
)
あり
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「えゝ、
今日
(
けふ
)
は
西洋
(
せいやう
)
の
叔母
(
をば
)
さんごつこよ。
東作
(
とうさく
)
さんは
御父
(
おとう
)
さまだからパパで、
雪子
(
ゆきこ
)
さんは
御母
(
おかあ
)
さまだからママつて
云
(
い
)
ふのよ。
可
(
よ
)
くつて」と
説明
(
せつめい
)
した。
其時
(
そのとき
)
又
(
また
)
別
(
べつ
)
の
聲
(
こゑ
)
で
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
雪
常用漢字
小2
部首:⾬
11画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“雪”で始まる語句
雪
雪崩
雪駄
雪洞
雪解
雪隠
雪白
雪踏
雪舟
雪沓