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ふりがな文庫
“
瑞西
(
スイス
)” の例文
老医師はその妻子だけを
瑞西
(
スイス
)
に帰してしまい、そうして今だにどういう気なのか
頑固
(
がんこ
)
に一人きりで看護婦を相手に暮しているのだった。
美しい村
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
瑞西
(
スイス
)
が、一面工業国でありながら、山水美をもって、世界の旅客を引きつける魅力は、甲斐の自然が、またこれを備えている。
不尽の高根
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
委員としては、米国GE研究所のシェファー博士、
瑞西
(
スイス
)
の雪崩研究所長ドケルヴァン博士、
加奈陀
(
カナダ
)
国立研究所のクライン氏の三人が選ばれた。
国際雪氷委員会のことなど
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
法皇の護衞なる
瑞西
(
スイス
)
隊は正裝して、その士官は
鍪
(
かぶと
)
に
唐頭
(
からのかしら
)
を
揷
(
はさ
)
めり。この裝束は今若き貴婦人に會釋せるベルナルドオには殊に好く似合ひたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
窓のあけかたや、
長押
(
なげし
)
の壁に日時計をつけたところなどをみると、南
瑞西
(
スイス
)
のモン・フォールの
山小屋
(
キャバーヌ
)
をまねてつくったものだということがわかる。
キャラコさん:02 雪の山小屋
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
仏蘭西の政体は毎度変革すれども、教育上にはいささかも変化を見ず。その他英なり
荷蘭
(
オランダ
)
なり、また
瑞西
(
スイス
)
なり、政事は政事にして教育は教育なり。
政事と教育と分離すべし
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
それから両人は互に文通して、励まし合つてゐたが、
幾
(
いくばく
)
も無くスタインホイザアが
瑞西
(
スイス
)
のベルンで
卒中
(
そつちう
)
で
斃
(
たふ
)
れて
了
(
しま
)
つた。
リチャード・バートン訳「一千一夜物語」に就いて
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
彼女は何と云うこともなく、まだ行ったこともない
瑞西
(
スイス
)
あたりの湖畔の景色を空想したり、バイロン
卿
(
きょう
)
の「シロンの囚人」の詩を思い浮べたりした。
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
この恨みは初め
一抹
(
いちまつ
)
の雲のごとくわが心をかすめて、
瑞西
(
スイス
)
の山色をも見せず、
伊太利
(
イタリア
)
の
古蹟
(
こせき
)
にも心を
留
(
とど
)
めさせず、中ごろは世をいとい、身をはかなみて
舞姫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
○三月、明治座にて「
瑞西
(
スイス
)
義民伝」を上演。シルレルの「ウィルヘルム・テル」を巌谷
小波
(
さざなみ
)
が翻案したるなり。
明治演劇年表
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
元来米国と欧洲の
瑞西
(
スイス
)
は、世界各国の人種が出入りするために、各種の秘密結社の策源地のようになっている。
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
又春に成つたので
瑞西
(
スイス
)
のジユネエブ湖畔に隠居して居る下宿の主婦の老母が娘の家へ遊びに来て滞在して居る。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
カラ松の林に取囲まれた
瑞西
(
スイス
)
風の
山荘
(
シヤレエ
)
が、軽井沢のゴルフ・リンクに近い斜面の中腹に建つてゐた。
落葉日記
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
「そうすると、貴方はあの
瑞西
(
スイス
)
の牧師と同様に、人間と動物の顔を比較しようとなさるのですか」
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
ずっと以前
瑞西
(
スイス
)
にいた頃に、回教は
亜細亜
(
アジア
)
向きの宗教らしいという話をした人がある。
耶蘇教
(
やそきょう
)
は信じてもやがて
醒
(
さ
)
めるが、回教に入った者は出てこないということを謂った。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
彼の下宿には
独逸
(
ドイツ
)
のミュウニッヒの方から来た慶応の留学生を迎えたり、
瑞西
(
スイス
)
の方へ行く人を送ったりしたが、それらの人達と連立ってルュキサンブウルの美術館を
訪
(
たず
)
ねた時でも
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
あの箱根が
瑞西
(
スイス
)
の山間か湖の畔であつたなら、どんなに自分の心は勇立つであらう。
新帰朝者日記
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「お母様。湯本から登山電車に乗って御覧にならない。此間の新聞に、日本には始めての登山電車で
瑞西
(
スイス
)
の登山鉄道に乗っているような感じがするとか云って、出ていましたのよ。」
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
墨西其
(
メキシコ
)
、モンテネグロ、
和蘭
(
オランダ
)
、
波斯
(
ペルシャ
)
、
葡萄牙
(
ポルトガル
)
、
羅馬尼亜
(
ルーマニア
)
、
露西亜
(
ロシア
)
、
塞耳比亜
(
セルビア
)
、
暹羅
(
シャム
)
、
瑞典
(
スウェーデン
)
、
那威
(
ノルウェー
)
、
瑞西
(
スイス
)
、
土耳其
(
トルコ
)
、
勃牙利
(
ブルガリア
)
の二十六ヵ国の全権大使が会合して、国際的争議を解決するに
文明史上の一新紀元
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
中でも太陽を受けて
眩
(
まぶ
)
しいばかりにきらきら輝く北氷洋の氷山の大きな写真と、それからアンデルセンの物語の中の青年ルディーが、
瑞西
(
スイス
)
の湖水で溺死して、水の底に沈んでいるのを
凍るアラベスク
(新字新仮名)
/
妹尾アキ夫
(著)
仏蘭西
(
フランス
)
から
英吉利
(
イギリス
)
に渡り、英吉利から
和蘭
(
オランダ
)
、
独逸
(
ドイツ
)
、
瑞西
(
スイス
)
とまわって
伊太利
(
イタリー
)
のミラノに来た。ミラノに来たのは僕は二度目である、そうして歩いているうちに妻はいつのまにか懐妊していた。
妻
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
大正十年に在
瑞西
(
スイス
)
の
槇
(
まき
)
有恒君が嶮難を
以
(
もっ
)
て聞えた前人未踏のアイガー東山稜の登攀に成功し、之が我国に報ぜられて若き登山家の心を躍らせ、岩山登攀の傾向を助長させたことは疑いない。
山の今昔
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
第一は洋語イニシアチーヴというもので、人民の方から進んで或る種の立法を議会に建議するのである。これは最近
瑞西
(
スイス
)
を始め米国の二、三州に認めらるるもので、全然新しい制度である。
憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず
(新字新仮名)
/
吉野作造
(著)
いや、
瑞西
(
スイス
)
へ出かけるところです。家内が少し
健康
(
からだ
)
がわるいので、医者から山へ転地しろと云われたものですから。しかし山が寒くて
此女
(
これ
)
が困るようでしたら、湖水の方へ降りるつもりです。
ペルゴレーズ街の殺人事件
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
瑞西
(
スイス
)
、ベルンの商人 鳴る、ビュッヒュウと鳴る。
雷嫌いの話
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
ところで、場面は、
瑞西
(
スイス
)
サン・モリッツである。
踊る地平線:11 白い謝肉祭
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
瑞西初夏(
瑞西
(
スイス
)
の初夏)
南半球五万哩
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
あんなにも私の愛していた
瑞西
(
スイス
)
式のバンガロオだの、美しい
灌木
(
かんぼく
)
だの、
羊歯
(
しだ
)
だのを、彼女に指して見せながら、私はなんだか不思議な気がした。
美しい村
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
議官
(
セナトオレ
)
は紫衣を纏ひて
天鵞絨
(
びろうど
)
の椅子に坐せり。法皇の
禁軍
(
このゑ
)
なる
瑞西
(
スイス
)
兵整列したる左翼の方には、天鵞絨の
帽
(
ベルレツタ
)
を戴ける可愛らしき
舍人
(
とねり
)
ども群居たり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
その後、だいぶたってから、白耳義のスパや、
瑞西
(
スイス
)
のヴェーヴェなどで、邦子を見かけたというひとが、二三人あった。
野萩
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
嘗
(
かつ
)
てその婚約時代に
和蘭
(
オランダ
)
、
独逸
(
ドイツ
)
、
瑞西
(
スイス
)
を遊学してまわった事があるが、その帰朝土産に
仏蘭西
(
フランス
)
は
巴里
(
パリ
)
の犬の展覧会から、何万
法
(
フラン
)
か出して買って来た世界第一
超人鬚野博士
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
もう十年も前のことであるが、
倫敦
(
ロンドン
)
に留学中私はユニバシティカレッヂのポーター老先生の所へ繁げ/\出入りしてゐるうちに、一緒に
瑞西
(
スイス
)
へ行かうとさそはれたことがあつた。
ツーン湖のほとり
(新字旧仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
だんだん贅沢が身に
沁
(
し
)
みるに従い、やがてその家も手狭だと云うので、間もなく
本牧
(
ほんもく
)
の、前に
瑞西
(
スイス
)
人の家族が住んでいた家を、家具ぐるみ買って、そこへ這入るようになりました。
痴人の愛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
瑞西
(
スイス
)
の山村へ里帰りに行ったときの日記である、ローザにしても、辻村や子供たちにしても、その里帰りが、永久の訣別になったわけであるが、当時の日記は『山岳』へ寄稿するつもりで
「続スウィス日記」発掘の始末:附「スウィス日記」の由来
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
瑞西
(
スイス
)
の首都
Zürich
(
チュリヒ
)
をば午後二時十分発の急行列車で立った。そして、
方嚮
(
ほうこう
)
を東南に取り、いわば四方から湖に囲まれたという姿の、
Rigi
(
リギ
)
の山上に一夜泊ろうとしたのであった。
リギ山上の一夜
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
ある身上話を残して置いて
瑞西
(
スイス
)
の方へ出掛けて行った。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
簡素な木造の、
何処
(
どこ
)
か
瑞西
(
スイス
)
の寒村にでもありそうな、
朴訥
(
ぼくとつ
)
な美しさに富んだ、何ともいえず好い感じのする建物である。
木の十字架
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
その後だいぶたってから、白耳義のスパや
瑞西
(
スイス
)
のヴェーヴェなどで邦子を見かけたというひとが二、三人あった。
ユモレスク
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
二三年前の事、或る若いエスペランチストが私の処へ遊びに来ました
序
(
ついで
)
に、
瑞西
(
スイス
)
とかのエスペラントの雑誌へ「能」の事を投稿したいから、話してくれないかと頼みました。
能とは何か
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
雪委員会の第一回の総会は、一九三三年にリスボン市で開かれ、チャーチ博士を委員長とし、他に
瑞西
(
スイス
)
のマーカントン教授及びイタリアのエレディア教授が顧問として、これを援けた。
国際雪氷委員会のことなど
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
斯くさゝやきつゝ、友は我を延いて大なる廳を過ぎ、そこを護れる
禁軍
(
このゑ
)
の
瑞西
(
スイス
)
兵の前を歩みて、當直士官の室に入りぬ。君は病めりと云へど、面は紅に目は輝けるこそ
訝
(
いぶか
)
しけれ。さなり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
主人と云うのは
瑞西
(
スイス
)
人だそうで、名古屋の或る会社の顧問とかをしていて、始終留守がちであり、家には、姿は西洋人臭いけれども
容貌
(
ようぼう
)
はフィリッピン人か支那人のように見える若い夫人が
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
紳士、「去年の夏は何處でお暮らしになりましたか?」お孃さん、「
瑞西
(
スイス
)
のチロルで——」なかなか味をやるぞ。
エトランジェ
(旧字旧仮名)
/
堀辰雄
(著)
シニョレは
瑞西
(
スイス
)
のホテルで給仕になりすまし、夏場稼ぎをしているのを、七月になって探しあてた。
悪の花束
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
墺太利
(
オーストリア
)
、シェンブルヌの王宮の門前で歩哨に撃たれて死んだとか、前皇后の生地マルチニック島で、
白耳義
(
ベルギー
)
のブルュクセルで、
瑞西
(
スイス
)
のベルヌで、というぐあいなのである。
フランス伯N・B
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
まるで
瑞西
(
スイス
)
あたりの
田舎
(
いなか
)
にでもありそうな、小さな橋だの、ヴィラだの、
落葉松
(
からまつ
)
の林だのを
印
(
しる
)
しつけながら、彼女のために、私の知っているだけの、絵になりそうな場所を教えた。
美しい村
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
瑞
漢検準1級
部首:⽟
13画
西
常用漢字
小2
部首:⾑
6画
“瑞西”で始まる語句
瑞西人
瑞西製