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『エトランジェ』
ふりがな文庫
『
エトランジェ
(
)
』
夕方だのに汽車は大へん混んでゐた。大部分は輕井澤へ行く人たちらしい。私の前には「天國新聞」といふのを束にしてかかへてゐる牧師さんがひとり。向隣りの席には、洋裝をした十九ぐらゐのお孃さんと、その連れらしいゴルフ服を着た中年の紳士の二人づれ。そ …
著者
堀辰雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
初出
「婦人サロン 第四巻第十号」1932(昭和7)年10月号
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約20分(500文字/分)
朗読目安時間
約33分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
晝飯
(
テイフイン
)
他
(
ひと
)
宿題
(
ドヴオワル・ド・ヴァカンス
)
明
(
あきら
)
晩飯
(
デイナア
)
瑞西
(
スイス
)
美耶
(
みや
)