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けんり
ふりがな文庫
“
權利
(
けんり
)” の例文
新字:
権利
「
我々
(
われ/\
)
は、そんな
好
(
い
)
い
事
(
こと
)
を
豫期
(
よき
)
する
權利
(
けんり
)
のない
人間
(
にんげん
)
ぢやないか」と
思
(
おも
)
ひ
切
(
き
)
つて
投
(
な
)
げ
出
(
だ
)
して
仕舞
(
しま
)
ふ。
細君
(
さいくん
)
は
漸
(
やうや
)
く
氣
(
き
)
が
付
(
つ
)
いて
口
(
くち
)
を
噤
(
つぐ
)
んで
仕舞
(
しま
)
ふ。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
『
私
(
わたくし
)
は
何
(
なに
)
も
貴方
(
あなた
)
を
自分
(
じぶん
)
の
信仰
(
しんかう
)
に
向
(
むか
)
はせやうと
云
(
い
)
ふ
權利
(
けんり
)
を
主張
(
しゆちやう
)
はせんのです。』
院長
(
ゐんちやう
)
は
自分
(
じぶん
)
を
解
(
わか
)
つて
呉
(
く
)
れ
人
(
て
)
の
無
(
な
)
いので、さも
殘念
(
ざんねん
)
と
云
(
い
)
ふやうに。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「なるほど、
或
(
あるひ
)
はそうかも
知
(
し
)
れない。けれど
自分
(
じぶん
)
は
飢
(
う
)
えてゐる。それだから
食
(
た
)
べる。これは
自然
(
しぜん
)
だ、また
權利
(
けんり
)
だ」
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
で
私
(
わたくし
)
は
今
(
いま
)
第
(
だい
)
一
端艇
(
たんてい
)
の
下
(
くだ
)
ると
共
(
とも
)
に、
吾等
(
われら
)
一等船客
(
いつとうせんきやく
)
たるの
權利
(
けんり
)
をもつて、
春枝夫人
(
はるえふじん
)
と
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
とを
誘
(
いざな
)
つたのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
『
私
(
わたし
)
、
考
(
かんが
)
へる
權利
(
けんり
)
があつてよ』と
愛
(
あい
)
ちやんが
劍突
(
けんつく
)
を
啗
(
く
)
はせました、
少
(
すこ
)
し
煩悶懊惱
(
むしやくしや
)
し
出
(
だ
)
してゐたものですから。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
▼ もっと見る
……
何
(
なん
)
ぢゃ?
下司奴
(
げすやっこ
)
めが、
道外假面
(
だうけめん
)
に
面
(
おもて
)
を
隱
(
かく
)
して、
此
(
この
)
祝典
(
しゅくてん
)
を
蹈附
(
ふみつけ
)
にしようとは
不埓
(
ふらち
)
ぢゃ! カピューレットの
正統
(
しゃうとう
)
たる
權利
(
けんり
)
を
以
(
もっ
)
て、
彼奴
(
きゃつ
)
めをば
打殺
(
ぶちころ
)
しても、
俺
(
おれ
)
ゃ
罪惡
(
ざいあく
)
とは
思
(
おも
)
はぬわい。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
又
(
また
)
決
(
けつ
)
して
厭世家
(
えんせいか
)
たるの
權利
(
けんり
)
は
無
(
な
)
かつた。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
貴下
(
あなた
)
は
海上
(
かいじやう
)
の
法則
(
ほうそく
)
を
知
(
し
)
りませんか、たとへ
如何
(
どん
)
な
事
(
こと
)
があらうとも
船員
(
せんゐん
)
以外
(
いぐわい
)
の
者
(
もの
)
が
其
(
それ
)
に
嘴
(
くちばし
)
を
容
(
ゐ
)
れる
權利
(
けんり
)
が
無
(
な
)
いです、また
私
(
わたくし
)
は
貴下
(
あなた
)
から
其樣
(
そん
)
な
報告
(
ほうこく
)
を
受
(
う
)
ける
義務
(
ぎむ
)
が
無
(
な
)
いです。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
『
丁度
(
ちやうど
)
此位
(
このくらゐ
)
の
權利
(
けんり
)
だらう』と
云
(
い
)
つて
公爵夫人
(
こうしやくふじん
)
は、『
豚
(
ぶた
)
が
跳
(
と
)
ぶくらゐのサ、それで、ト——』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
宗助
(
そうすけ
)
はあんな
事
(
こと
)
をして
廢嫡
(
はいちやく
)
に
迄
(
まで
)
されかゝつた
奴
(
やつ
)
だから、一
文
(
もん
)
だつて
取
(
と
)
る
權利
(
けんり
)
はない。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
『
勿論
(
もちろん
)
不埒
(
ふらち
)
ですとも。』アンドレイ、エヒミチはイワン、デミトリチの
加勢
(
かせい
)
に
頓
(
とみ
)
に
力
(
ちから
)
を
得
(
え
)
て、
氣
(
き
)
が
強
(
つよ
)
くなり。『
俺
(
おれ
)
は
用
(
よう
)
が
有
(
あ
)
るのだ!
出
(
で
)
るのだ!
貴樣
(
きさま
)
に
何
(
なん
)
の
權利
(
けんり
)
が
有
(
あ
)
る!
出
(
だ
)
せと
云
(
い
)
つたら
出
(
だ
)
せ!』
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
『お
前
(
まへ
)
には
此處
(
こゝ
)
で
大
(
おほ
)
きくなる
權利
(
けんり
)
は
些
(
ちつ
)
とも
無
(
な
)
い』と
福鼠
(
ふくねずみ
)
が
云
(
い
)
ひました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
權
部首:⽊
21画
利
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“權”で始まる語句
權威
權
權能
權柄
權化
權幕
權衡
權現臺
權力
權現堂