“一等船客”の読み方と例文
読み方割合
いつとうせんきやく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしいまだい端艇たんていくだるとともに、吾等われら一等船客いつとうせんきやくたるの權利けんりをもつて、春枝夫人はるえふじん日出雄少年ひでをせうねんとをいざなつたのである。
すべて海上かいじやう規則きそくとして、かゝ塲合ばあひだい一にくだされたる端艇たんてい一等船客いつとうせんきやくのため、だい二が二等船客にとうせんきやくだい三が三等船客さんとうせんきやくすべての船客せんきやくのがつたあとに、猶殘なほのこ端艇たんていがあれば
嘆息たんそくともながめてると、さら奇怪きくわいなるは、その端艇たんていとうじたる一群いちぐんひと、それは一等船客いつとうせんきやくでもなく、二等船客にとうせんきやくでもなく、じつこのふね最後さいごまで踏止ふみとゞまはづ水夫すいふ火夫くわふ舵手かぢとり機關手きくわんしゆ