“一等運転手”の読み方と例文
旧字:一等運轉手
読み方割合
チーフメート100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元来欧洲航路のカーゴボートの一等運転手チーフメートであったのが肺尖はいせんわずらった揚句あげく、この病院の新聞広告を見て静養しに来たものだそうである。
復讐 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そいつを一等運転手チーフメートが腕ずくで押し止めようとする。そいつを又、乗客の中に居た、愛蘭アイルランドの海軍将校上りが感付いて、船中に宣伝して廻ったからまらない。
焦点を合せる (新字新仮名) / 夢野久作(著)
一等運転手チーフメートも眼を白くしてコックリと首肯うなずいた。同時に一層青白くなりながら白い唇を動かした。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)