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太子
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たいし
ふりがな文庫
“
太子
(
たいし
)” の例文
元義に万葉の講義を請ひしに元義は
人丸
(
ひとまろ
)
の
太子
(
たいし
)
追悼の長歌を幾度も朗詠して、歌は幾度も読めば
自
(
おのずか
)
ら分るものなり、といひきといふ。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
すると
新羅
(
しらぎ
)
の
使者
(
ししゃ
)
の中に
日羅
(
にちら
)
という
貴
(
とうと
)
い
坊
(
ぼう
)
さんがおりましたが、きたない
童
(
わらべ
)
たちの中に
太子
(
たいし
)
のおいでになるのを目ざとく
見付
(
みつ
)
けて
夢殿
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
景隆が大軍功無くして、退いて
徳州
(
とくしゅう
)
に屯す。黄子澄
其
(
その
)
敗
(
はい
)
を奏せざるを
以
(
もっ
)
て、十二月に至って
却
(
かえ
)
って景隆に
太子
(
たいし
)
太師
(
たいし
)
を加う。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
稱して北の
御門
(
みかど
)
と云其譯は天子に御世繼の
太子
(
たいし
)
在
(
ましま
)
さぬ時は北の御門御夫婦
禁庭
(
きんてい
)
へ入る宮樣御降誕あれば復たび北の御門へ御歸りあるなり扨御門の御笏代を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
起
(
き
)
を
撃
(
う
)
つの
徒
(
と
)
、
呉起
(
ごき
)
を
射刺
(
せきし
)
するに
因
(
よ
)
つて、
并
(
あは
)
せて
悼王
(
たうわう
)
に
中
(
あ
)
つ。
悼王
(
たうわう
)
既
(
すで
)
に
葬
(
はうむ
)
られて、
太子
(
たいし
)
立
(
た
)
つ。
乃
(
すなは
)
ち
(一一〇)
令尹
(
れいゐん
)
をして
盡
(
ことごと
)
く
呉起
(
ごき
)
を
射
(
い
)
て
并
(
あは
)
せて
王
(
わう
)
の
尸
(
し
)
に
中
(
あ
)
てし
者
(
もの
)
を
誅
(
ちう
)
せしむ。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
▼ もっと見る
孔明は、この
報
(
し
)
らせに、すぐ旅装をととのえ、
太子
(
たいし
)
劉禅
(
りゅうぜん
)
を都にのこして、まだ
幼
(
いとけ
)
ない
劉永
(
りゅうえい
)
、
劉理
(
りゅうり
)
の二王子だけを伴うて、旅の道も夜を日に継ぎ、やがて永安宮に
来
(
きた
)
りまみえた。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
例
(
たと
)
へば
河内
(
かはち
)
にある
聖徳太子
(
しようとくたいし
)
の
御墓
(
おはか
)
には、
太子
(
たいし
)
の
母后
(
ぼこう
)
と、
太子
(
たいし
)
の
妃
(
きさき
)
と
三人
(
さんにん
)
の
御棺
(
おかん
)
を
容
(
い
)
れてあるとのことです。また
中
(
なか
)
には
死者
(
ししや
)
を
石棺
(
せきかん
)
でなく
木棺
(
もくかん
)
にいれて
葬
(
はうむ
)
つた
石室
(
せきしつ
)
も
多
(
おほ
)
くあります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
ハムレット
太子
(
たいし
)
の故郷、ヘルジンギヨオルから、スウェエデンの海岸まで、さっぱりした、
住心地
(
すみごこち
)
の
好
(
よ
)
さそうな
田舎家
(
いなかや
)
が、帯のように続いていて、それが田畑の緑に
埋
(
うず
)
もれて、夢を見るように
冬の王
(新字新仮名)
/
ハンス・ランド
(著)
天皇
(
てんのう
)
ははじめて、なるほど
太子
(
たいし
)
はそういう
貴
(
とうと
)
い人の
生
(
う
)
まれかわりであったのかとお
悟
(
さと
)
りになって、お
経
(
きょう
)
を
太子
(
たいし
)
に
下
(
くだ
)
さいました。
夢殿
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
忠
後
(
のち
)
に仕えて
兵部尚書
(
ひょうぶしょうしょ
)
を以て
太子
(
たいし
)
監国
(
かんこく
)
に補せらるゝに至る。明史巻百五十に伝あり。蓋し亦一異人なり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
龐涓
(
はうけん
)
自
(
みづか
)
ら・
智
(
ち
)
窮
(
きは
)
まり
兵
(
へい
)
敗
(
やぶ
)
るるを
知
(
し
)
り、
乃
(
すなは
)
ち
(五七)
自剄
(
じけい
)
して
曰
(
いは
)
く、『
遂
(
つひ
)
に
(五八)
豎子
(
じゆし
)
の
名
(
な
)
を
成
(
な
)
せり』と。
齊
(
せい
)
、
因
(
よ
)
つて
勝
(
かち
)
に
乘
(
じよう
)
じて
盡
(
ことごと
)
く
其軍
(
そのぐん
)
を
破
(
やぶ
)
り、
魏
(
ぎ
)
の
太子
(
たいし
)
申
(
しん
)
を
虜
(
とりこ
)
にし
(五九)
以
(
ゐ
)
て
歸
(
かへ
)
る。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
それにこの
田楽狭間
(
でんがくはざま
)
と呼ぶ原山は、四囲の山々のいずれより低く、盆地の中の丘といった地勢であったから、時々、前方の低地を隔てた真正面の
太子
(
たいし
)
ヶ
嶽
(
たけ
)
あたりから、青葉時らしい冷たい風が、
颯
(
さっ
)
と
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
摂津
(
せっつ
)
の
大阪
(
おおさか
)
にある
四天王寺
(
してんのうじ
)
、
大和
(
やまと
)
の
奈良
(
なら
)
に
近
(
ちか
)
い
法隆寺
(
ほうりゅうじ
)
などは、みな
太子
(
たいし
)
のお
建
(
た
)
てになった
古
(
ふる
)
い
古
(
ふる
)
いお
寺
(
てら
)
でございます。
夢殿
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
義元の
帷幕
(
いばく
)
で、
旺
(
さか
)
んにそう
嘲
(
あざけ
)
り笑われていた時刻、その信長は、街道の小坂、相原村の中間から、
太子
(
たいし
)
ヶ
嶽
(
たけ
)
の道なき道を
遮
(
しゃ
)
二無二越えて、もう義元の本陣へいくらもない地点まで来ていたのであった。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“太子”の意味
《名詞》
皇太子。東宮。
《固有名詞》
聖徳太子のこと。
(出典:Wiktionary)
太
常用漢字
小2
部首:⼤
4画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“太子”で始まる語句
太子殿下
太子廟
太子流
太子丹
太子河
太子講
太子左輔