“かいてう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
海鳥66.7%
海潮33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其(その)仇浪(あだなみ)の立騷(たちさわ)ぐ邊(ほとり)海鳥(かいてう)二三羽(ば)夢(ゆめ)に鳴(な)いて、うたゝ旅客(たびゞと)の膓(はらわた)を斷(た)つばかり、日出雄少年(ひでをせうねん)は無邪氣(むじやき)である
帆船(ほぶね)と海鳥(かいてう)
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
此(この)種(しゆ)の海鳥(かいてう)は、元來(ぐわんらい)左迄(さまで)に性質(せいしつ)の猛惡(まうあく)なもので無(な)いから、此方(こなた)さへ落付(おちつ)いて居(を)れば、或(あるひ)は無難(ぶなん)に免(まぬが)れる事(こと)が出來(でき)たかも知(し)れぬが、不意(ふい)の事(こと)とて、心(しん)から顛倒(てんだう)して居(を)つたので
私(わたくし)も愕然(がくぜん)として振向(ふりむ)くと、今迄(いまゝで)は白色巡洋艦(はくしよくじゆんやうかん)の一方(いつぽう)に氣(き)を取(と)られて、少(すこ)しも心付(こゝろづ)かなかつたが、只(たゞ)見(み)る、西方(せいほう)の空(そら)一面(いちめん)に「ダンブロー鳥(てう)」とて、印度洋(インドやう)に特産(とくさん)の海鳥(かいてう)——其(その)形(かたち)は鷲(わし)に似(に)て嘴(くちばし)鋭(するど)く
未(ま)だ實見(じつけん)はしませんが、御覽(ごらん)の通(とう)り、海面(かいめん)から餘程(よほど)高(たか)いあの屏風岩(べうぶいわ)の尖頭(せんとう)にも、海草(かいさう)が打上(うちあ)げられた程(ほど)ですから、秘密造船所(ひみつざうせんじよ)の内部(ないぶ)は無論(むろん)海潮(かいてう)の浸入(しんにう)のために、大損害(だいそんがい)を蒙(かうむ)つた事(こと)でせう
あらゆる防水(ぼうすい)の方便(てだて)は盡(つく)されたが、微塵(みぢん)に打碎(うちくだ)かれたる屹水下(きつすいか)からは海潮(かいてう)瀧(たき)の如(ごと)く迸(ほとばしり)入(い)つて、其(その)近傍(きんぼう)には寄(よ)り附(つ)く事(こと)も出來(でき)ない。十臺(だい)の喞筒(ポンプ)は、全力(ぜんりよく)で水(みづ)を吐出(はきだ)して居(を)るが何(なん)の效能(こうのう)もない。
翌朝(よくてう)になつて見(み)ると、海潮(かいてう)は殆(ほとん)ど平常(へいじやう)に復(ふく)したが、見渡(みわた)す限(かぎ)り、海岸(かいがん)は、濁浪(だくらう)怒濤(どたう)の爲(ため)に荒(あら)されて、昨日(きのふ)美(うる)はしく飾立(かざりた)てゝあつた砂上(しやじやう)の清正(きよまさ)の人形(にんぎよう)も、二見(ふたみ)ヶ浦(うら)の模形(もけい)も、椰子林(やしばやし)の陣屋(ぢんや)も