“かいちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
諧調58.8%
怪鳥14.7%
開帳8.8%
海鳥5.9%
解嘲5.9%
快暢2.9%
海潮2.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして子供の思想の中にはいり込み、その夢の中にみ込み、よどみなき諧調かいちょうのマントで彼をくるんでやる。
店で買物をしている人たちも、往来で立話をしている人たちも、皆が行儀よく、諧調かいちょうのとれた低い静かな声で話をしていた。
猫町:散文詩風な小説 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
怪鳥かいちょうのなき声のようなものが、かすかに聞こえてきました。こうもり男が、少女たちを、あざ笑っていたのです。
塔上の奇術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
密林鬱乎うっことして怪鳥かいちょう梢に鳴く深山を行くこと二里余、初めて広々とした高原へ出た。
お向うの林念寺の坊さんなどは、訳を知らないから、柳生様では大名相手のお開帳かいちょうでもはじめたのかと、おどろいている。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
文政四年の四月は相州そうしゅう江の島弁財天の開帳かいちょうで、島は勿論、藤沢から片瀬にかよう路々もおびただしい繁昌を見せていた。
恨みの蠑螺 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
らぬ海鳥かいちょうかなしくいて中空そらみだれてんでいました。
黒い旗物語 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、つばさしろ海鳥かいちょうんでいました。
赤い船のお客 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それに対して余は「飯が食えぬ」という文章を作って解嘲かいちょうしたこともあった。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
エチアンヌの『エロドト解嘲かいちょう』二二章
も帆もかじも、茫然と、水夫かこの手から忘れられているまに、船は、怖ろしい暗礁あんしょうからつき出されて、目印山めじるしやま水尾木みおつくしを沖へ離れ、果てなき黒い海潮かいちょうふなばたを叩かれていた。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)