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怪鳥
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かいちょう
ふりがな文庫
“
怪鳥
(
かいちょう
)” の例文
怪鳥
(
かいちょう
)
のなき声のようなものが、かすかに聞こえてきました。こうもり男が、少女たちを、あざ笑っていたのです。
塔上の奇術師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
いつしか太陽の光は木々の
梢
(
こずえ
)
によってさえぎられ、夕方のようにうすぐらくなってきた。山の冷気がひんやりとはだえに迫る。名もしれない
怪鳥
(
かいちょう
)
のこえ!
人造人間エフ氏
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
密林
鬱乎
(
うっこ
)
として
怪鳥
(
かいちょう
)
梢に鳴く深山を行くこと二里余、初めて広々とした高原へ出た。ここから左方に
高原
(
たかはら
)
の山が
聳
(
そび
)
えて見える。右方の栗の古木は
栗山
(
くりやま
)
ヘ続く林だということだ。
本州横断 痛快徒歩旅行
(新字新仮名)
/
押川春浪
、
井沢衣水
(著)
ほのおにたわむれる
怪鳥
(
かいちょう
)
のなき声でしょうか。いやいや、そうではありません。鳥が笑うはずはないのです。それは、気ちがいのような人間の笑い声でした。
魔法人形
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
怪鳥
(
かいちょう
)
が、しきりに洞窟内をとびまわっていた。そしてぎゃあぎゃあきみのわるい声で泣いた。
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
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片輪者は
雛鶏
(
ひよっこ
)
の様に歯のない口を黒く大きく開いて、「イヤー」と、
怪鳥
(
かいちょう
)
の悲鳴を上げ、逃げ出す力はないので、片っ方
丈
(
だ
)
けの細い腕を、顔の前で左右に振り動かして、敵を防ぐ
仕草
(
しぐさ
)
をした。
悪霊
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
怪
常用漢字
中学
部首:⼼
8画
鳥
常用漢字
小2
部首:⿃
11画
“怪”で始まる語句
怪
怪訝
怪我
怪物
怪我人
怪異
怪談
怪力
怪火
怪奇