“鬱乎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うっこ50.0%
うつこ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
密林鬱乎うっことして怪鳥かいちょう梢に鳴く深山を行くこと二里余、初めて広々とした高原へ出た。ここから左方に高原たかはらの山がそびえて見える。右方の栗の古木は栗山くりやまヘ続く林だということだ。
山川さんせん相繆あひまとヒ、鬱乎うつこトシテ蒼々そうそうタリ、此レ孟徳ガ周郎ニくるしメラレシトコロニアラズヤ……
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)