“けちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
怪鳥65.7%
化鳥34.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほんとうにそれは八幡の藪知らずのような、目もあやにややっこしい「芸」の怪鳥けちょうなく深山幽谷であり、九十九折つづらおりだった。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
東西もわきまえぬこの荒野あれのとも存ずる空に、また、あの怪鳥けちょうの鳶の無気味さ。早や、既に立窘たちすくみにもなりましょうず処——令嬢おあねえさまお姿を見掛けましたわ。
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
化鳥けちょうは人を見て直ぐにつかみかかって来たので、郝も手に持っている棒をふるってかれにせまった。
化鳥けちょうを帰順せしめられるなど、ひとしく天下の人々が仰ぎとうとぶ立派な功績をおしめしになったことを思いあわせると、どうもこの歌の詞書はほんとうとは思えません。