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身輕
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みがる
ふりがな文庫
“
身輕
(
みがる
)” の例文
新字:
身軽
「あの
時分
(
じぶん
)
は、
脇
(
わき
)
の
下
(
した
)
に
羽
(
はね
)
でも
生
(
は
)
えて
居
(
ゐ
)
たんだらう。
屹
(
きつ
)
と
然
(
さ
)
うに
違
(
ちが
)
ひない。
身輕
(
みがる
)
に
雪
(
ゆき
)
の
上
(
うへ
)
へ
乘
(
の
)
つて
飛
(
と
)
べるやうに。」
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
と
櫺子
(
れんじ
)
の外にコツコツと格子を叩く音がする。あ之で目が覺めたのだなと思つて、お定は直ぐ起上つて、
密
(
こつそ
)
りと格子を
脱
(
はづ
)
した。丑之助が
身輕
(
みがる
)
に入つて了つた。
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
巨額
(
きよがく
)
の
金銀貨
(
きんぎんくわ
)
の
積込
(
つみこ
)
みも
終
(
をは
)
ると、
私
(
わたくし
)
と
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
とは
身輕
(
みがる
)
に
旅裝
(
たびじたく
)
を
整
(
とゝの
)
へて
搖籃
(
ゆれかご
)
の
中
(
なか
)
へと
乘込
(
のりこ
)
んだ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
宿へ
持行
(
もちゆき
)
身輕
(
みがる
)
に成る入用に遣はし殘りの三兩は我等
預
(
あづか
)
り居て
頓
(
やが
)
て夫婦になる時
帶
(
おび
)
にても又何にても其の方の好みの品を
拵
(
こしら
)
へる
足
(
たし
)
にせば便利成べしと云れ
生得
(
しやうとく
)
愚
(
おろか
)
なるお兼故是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
身輕
(
みがる
)
の
曲馬
(
きよくば
)
品々
(
しな/″\
)
の
藝
(
わざ
)
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
▼ もっと見る
小利口
(
こりこう
)
にきび/\と
立𢌞
(
たちま
)
はつて、
朝
(
あさ
)
は
六
(
む
)
つ
前
(
まへ
)
から
起
(
お
)
きて、
氣輕
(
きがる
)
身輕
(
みがる
)
は
足輕
(
あしがる
)
相應
(
さうおう
)
、くる/\とよく
働
(
はたら
)
く
上
(
うへ
)
、
早
(
はや
)
く
江戸
(
えど
)
の
水
(
みづ
)
に
染
(
し
)
みて、
早速
(
さつそく
)
情婦
(
いろ
)
を
一
(
ひと
)
つと
云
(
い
)
ふ
了簡
(
れうけん
)
から
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
懸ねば此
腹立
(
はらだち
)
は止難しと云れて宅兵衞は
彌々
(
いよ/\
)
仰天
(
ぎやうてん
)
し
種々
(
さま/″\
)
とお兼を
宥
(
なだ
)
め
賺
(
すか
)
し然らば金五兩
渡
(
わた
)
す間夫にて
身輕
(
みがる
)
になり必ず
沙汰
(
さた
)
なき樣にすべしとて
澁々
(
しぶ/\
)
五兩の金を
遣
(
やり
)
けるこそ
愚
(
おろか
)
なりける事どもなれ
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
小利口
(
こりこう
)
にきび/\と
立𢌞
(
たちまは
)
る、
朝
(
あさ
)
は
六
(
む
)
つ
前
(
まへ
)
から
起
(
お
)
きて、
氣輕
(
きがる
)
身輕
(
みがる
)
は
足輕
(
あしがる
)
相應
(
さうおう
)
、くる/\とよく
働
(
はたら
)
く
上
(
うへ
)
、
早
(
はや
)
く
江戸
(
えど
)
の
水
(
みづ
)
に
染
(
し
)
みて
早速
(
さつそく
)
に
情婦
(
いろ
)
を
一
(
ひと
)
つと
云
(
い
)
ふ
了簡
(
れうけん
)
から、
些
(
ち
)
と
高
(
たか
)
い
鼻柱
(
はなばしら
)
から
手足
(
てあし
)
の
爪
(
つめ
)
まで
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
取
(
とり
)
夫にて
身輕
(
みがる
)
になる時は其方も我等も安心と云ふものなり若又不承知ならば我等も
詮方
(
せんかた
)
なし其方とても金子もなく
宿
(
やど
)
へ下りては宿の手前も
惡
(
あし
)
からんなどと
種々
(
さま/″\
)
に
欺
(
だま
)
し
賺
(
すか
)
しければ元來
愚
(
おろか
)
なるお兼のことなれば
甘々
(
うま/\
)
と吾助に
欺
(
あざむ
)
かれ
終
(
つひ
)
に其の言葉に隨ひ宅兵衞に言寄る
便
(
たよ
)
りを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「ほい。」と
云
(
い
)
ふ
時
(
とき
)
、もう
枯草
(
かれくさ
)
の
段
(
だん
)
を
下
(
お
)
りて
居
(
ゐ
)
る、
嚏
(
くしやみ
)
に
飛
(
と
)
んだ
身輕
(
みがる
)
な
足取
(
あしどり
)
。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と一
度
(
ど
)
見
(
み
)
て、ちらりと
瞳
(
ひとみ
)
を
反
(
そ
)
らしたと
思
(
おも
)
ふと、
身輕
(
みがる
)
にすら/\と
出
(
で
)
た。
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
輕
部首:⾞
14画
“身”で始まる語句
身体
身
身上
身装
身扮
身體
身動
身長
身代
身悶