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準備
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じゅんび
ふりがな文庫
“
準備
(
じゅんび
)” の例文
私
(
わたくし
)
は
竜宮行
(
りゅうぐうゆき
)
をする
前
(
まえ
)
に、
所中
(
しょっちゅう
)
そのお
祠
(
やしろ
)
へ
参拝
(
さんぱい
)
したのでございますが、それがつまり
私
(
わたくし
)
に
取
(
と
)
りて
竜宮行
(
りゅうぐうゆき
)
の
準備
(
じゅんび
)
だったのでございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
考
(
かんが
)
え
深
(
ぶか
)
い、また
臆病
(
おくびょう
)
な
人
(
ひと
)
たちは、たとえその
準備
(
じゅんび
)
に
幾年
(
いくねん
)
費
(
つい
)
やされても十
分
(
ぶん
)
に
用意
(
ようい
)
をしてから、
遠
(
とお
)
い
幸福
(
こうふく
)
の
島
(
しま
)
に
渡
(
わた
)
ることを
相談
(
そうだん
)
しました。
明るき世界へ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
一
塁
(
るい
)
では、ランナーの
岩田
(
いわた
)
が足をそろえて、ぴょん、ぴょんと、はねている。足ならしをして、
走塁
(
そうるい
)
の
準備
(
じゅんび
)
をしているのだ。
星野くんの二塁打
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
ちょうど
袖子
(
そでこ
)
はある
高等女学校
(
こうとうじょがっこう
)
への
受験
(
じゅけん
)
の
準備
(
じゅんび
)
にいそがしい
頃
(
ころ
)
で、
遅
(
おそ
)
くなって
今
(
いま
)
までの
学校
(
がっこう
)
から
帰
(
かえ
)
って
来
(
き
)
た
時
(
とき
)
に、その
光子
(
みつこ
)
さんの
声
(
こえ
)
を
聞
(
き
)
いた。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
四人は四日分の
食料
(
しょくりょう
)
を
準備
(
じゅんび
)
した、めいめい一ちょうの
旋条銃
(
せんじょうじゅう
)
と、短
銃
(
じゅう
)
をたずさえ、ほかに
斧
(
おの
)
、
磁石
(
じしゃく
)
、
望遠鏡
(
ぼうえんきょう
)
、
毛布
(
もうふ
)
などを持ってゆくことにした。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
▼ もっと見る
二人が牛肉を買って来ると、めったに台所のことに口を出したことのない俊亮が、めずらしく、あれこれと
指図
(
さしず
)
してお芳に鋤焼の
準備
(
じゅんび
)
をさしていた。
次郎物語:02 第二部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
すっかり売り出しの
準備
(
じゅんび
)
ができあがったので、そのほうびとして、八月五日の日曜日の夕方、わたしたち
残
(
のこ
)
らずうちそろってアルキュエイまで、お父さんの友人で
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
本線シグナルつきの電信柱は、すっかり反対の
準備
(
じゅんび
)
ができると、こんどは
急
(
きゅう
)
に
泣
(
な
)
き声で
言
(
い
)
いました。
シグナルとシグナレス
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
それに、明日になったら妊娠中の女房を入院させようと思って
準備
(
じゅんび
)
していた矢先だったので、私は女房をつれて自分の出てくるニュース映画を見ようという気持になった。
親馬鹿入堂記
(新字新仮名)
/
尾崎士郎
(著)
人の生まるるは
熟
(
じゅく
)
して死するためなれば、幼少青年時代は
準備
(
じゅんび
)
の時代で、人生の目的時代はその後に存すると知れば、青年時代の活気を
憧憬
(
しょうけい
)
するは
蝶
(
ちょう
)
を花を楽しむに異ならない。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
そこで、まずひそかに、二、三の者がさきにまいって地理の
準備
(
じゅんび
)
、またおおくの勇士をも
狩
(
か
)
りもよおしておき、おんかたの知れしだいに、いつなりと、旗あげのできるようにいたしておくのじゃ
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「こちらは、○○
野戦放送局
(
やせんほうそうきょく
)
です。いま○○
部隊
(
ぶたい
)
が、○○へ
向
(
む
)
かって、
進軍
(
しんぐん
)
の
準備
(
じゅんび
)
に
忙
(
いそが
)
しいのであります。その
状況
(
じょうきょう
)
をおききとりください。」
夜の進軍らっぱ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
光吉
(
こうきち
)
も
内藤
(
ないとう
)
もその中にいた。午前は
終業式
(
しゅうぎょうしき
)
で
通信簿
(
つうしんぼ
)
をいただき、午後あらためて、新年
拝賀式
(
はいがしき
)
の
式場
(
しきじょう
)
の
準備
(
じゅんび
)
のお手つだいにいった帰りなのだ。
美しき元旦
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
鎮座祭
(
ちんざさい
)
が
済
(
す
)
んでから
私
(
わたくし
)
は一たん
海
(
うみ
)
の
修行場
(
しゅぎょうば
)
に
引
(
ひ
)
き
上
(
あ
)
げました。それは
小桜神社
(
こざくらじんじゃ
)
の
祭神
(
さいしん
)
として
実際
(
じっさい
)
の
仕事
(
しごと
)
にかかる
前
(
まえ
)
にまだ
何
(
なに
)
やら
心
(
こころ
)
の
準備
(
じゅんび
)
が
要
(
い
)
ると
考
(
かんが
)
えましたからで……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
三人が
議論
(
ぎろん
)
をしているあいだに、他の少年たちはもう上陸の
準備
(
じゅんび
)
にとりかかった。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
と、こう思うと大概のことには、かねての
準備
(
じゅんび
)
があるがごとき自信を抱いてくる。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
翌日
(
よくじつ
)
から
袖子
(
そでこ
)
はお
初
(
はつ
)
に
教
(
おし
)
えられたとおりにして、
例
(
れい
)
のように
学校
(
がっこう
)
へ
出掛
(
でか
)
けようとした。その
年
(
とし
)
の三
月
(
がつ
)
に
受
(
う
)
け
損
(
そこ
)
なったらまた一
年
(
ねん
)
待
(
ま
)
たねばならないような、
大事
(
だいじ
)
な
受験
(
じゅけん
)
の
準備
(
じゅんび
)
が
彼女
(
かのじょ
)
を
待
(
ま
)
っていた。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
おなかが、すいていたので、
勇吉
(
ゆうきち
)
は
夢中
(
むちゅう
)
で
食
(
た
)
べていると、その
間
(
あいだ
)
に、おじさんは、
用意
(
ようい
)
してきた、
釣
(
つ
)
りざおのひもを
解
(
と
)
き、あゆを
釣
(
つ
)
る
準備
(
じゅんび
)
をしました。
雲のわくころ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
準備
(
じゅんび
)
ができたらすぐに
出掛
(
でか
)
けると
致
(
いた
)
そう。
俺
(
わし
)
が
竜宮
(
りゅうぐう
)
の
入口
(
いりくち
)
まで
送
(
おく
)
ってあげる。それから
先
(
さ
)
きは
汝
(
そち
)
一人
(
ひとり
)
で
行
(
ゆ
)
くのじゃ。
何
(
なに
)
も
修行
(
しゅぎょう
)
の
為
(
た
)
めである。あまり
俺
(
わし
)
に
依
(
たよ
)
る
気
(
き
)
になっては
面白
(
おもしろ
)
うない……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
準
常用漢字
小5
部首:⽔
13画
備
常用漢字
小5
部首:⼈
12画
“準備”で始まる語句
準備中
準備説明