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かいぞく
ふりがな文庫
“
海賊
(
かいぞく
)” の例文
おれは
海賊
(
かいぞく
)
の仲間にはいっているんだ。船が
難破
(
なんぱ
)
して、沈んでしまった時、海賊に救われてから、その仲間にはいってしまったんだ。
街の少年
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
聞
(
き
)
けば、
海賊
(
かいぞく
)
が、あの
崖
(
がけ
)
の
上
(
うえ
)
に、なにか
宝
(
たから
)
を
隠
(
かく
)
しているということであるが、だれも、そこへ
取
(
と
)
りにゆかれないというのでした。
サーカスの少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして勝家は、ちかごろひんぴんと領海をあらす
海賊
(
かいぞく
)
に
討手
(
うって
)
を向けたが、すでに、
紅帆呉服船
(
こうはんごふくぶね
)
の
行方
(
ゆくえ
)
はまったく知れなかった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ほかでもありません、私たちは
海賊
(
かいぞく
)
にあったのです。そして、船はとられるし、殺されなかった者は、みんなどれいに売られてしまいました。
アラビヤンナイト:04 四、船乗シンドバッド
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
今
(
いま
)
は
無上
(
むじやう
)
に
愉快
(
ゆくわい
)
な
時
(
とき
)
だぞ、
今
(
いま
)
一層
(
いつそう
)
の
望
(
のぞ
)
みには、
新
(
あらた
)
に
鑄
(
きた
)
へた
此
(
この
)
速射砲
(
そくしやほう
)
で、
彼奴等
(
きやつら
)
惡
(
に
)
つくき
海賊
(
かいぞく
)
共
(
ども
)
を
鏖殺
(
みなごろし
)
にして
呉
(
く
)
れんに。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
『
海豚
(
いるか
)
』『
鯨
(
くじら
)
』『
竜巻
(
たつまき
)
』『
黒潮
(
くろしお
)
』『
海賊
(
かいぞく
)
』『コロンブス』——この六隻はA国海軍が自慢する大潜水艦で、『八島』や『千代田』に負けぬほど強いやつだ。
昭和遊撃隊
(新字新仮名)
/
平田晋策
(著)
ヨーロッパの北の方からおびただしい
海賊
(
かいぞく
)
がやって来て、フランスのどここことなくあばれまわり、手あたりしだいに金銀財宝をうばって行ってしまうので
かたわ者
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
奪ひ取しより面白く思ひ追々
效
(
かう
)
を
積
(
つむ
)
に
隨
(
したが
)
ひ同類を集め四國西國邊迄も
海賊
(
かいぞく
)
を
稼
(
かせ
)
ぎ十餘年を
消光
(
おくり
)
けるが
其働
(
そのはたら
)
き飛鳥の如く船より船へ
飛移
(
とびうつ
)
り目にも見えざる
程
(
ほど
)
故
(
ゆゑ
)
八
艘飛
(
そうとび
)
の與市と
渾名
(
あだな
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
この赤と白の
斑
(
ぶち
)
は私はいつでも
昔
(
むかし
)
の
海賊
(
かいぞく
)
のチョッキのような気がするんですよ。ね。
チュウリップの幻術
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
海賊
(
かいぞく
)
の基地であって、そんな島は、ないという捕鯨船の船長もあるし、いや、あるという船長もあって、めったに船の行かないところであるが、この方面の海に注目している人々の間には
無人島に生きる十六人
(新字新仮名)
/
須川邦彦
(著)
「おお、
海賊
(
かいぞく
)
の腕が強いか、山賊の
智恵
(
ちえ
)
がたしかか、ここでいちばん腕くらべをしてもいい。それともすなおに
頭領
(
かしら
)
の
龍巻
(
たつまき
)
をよんできて
詫
(
わ
)
びをするか」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一度
海賊
(
かいぞく
)
の仲間にはいると、それからぬけ出すことは、一同を裏切ることになるもんだから……。ああ、おれはどうしたらいいか。どうしたらいいか……
街の少年
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
すでに一
隻
(
せき
)
は
右舷
(
うげん
)
より
左舷
(
さげん
)
に、
他
(
た
)
の一
隻
(
せき
)
は
左舷
(
さげん
)
より
右舷
(
うげん
)
に、
見
(
み
)
る
間
(
ま
)
に
甲板
(
かんぱん
)
傾
(
かたむ
)
き、
濤
(
なみ
)
打上
(
うちあ
)
げて、
驚
(
おどろ
)
き
狂
(
くる
)
ふ
海賊
(
かいぞく
)
共
(
ども
)
は、
大砲
(
たいほう
)
小銃
(
せうじう
)
諸共
(
もろとも
)
に、
雪崩
(
なだれ
)
の
如
(
ごと
)
く
海
(
うみ
)
に
落
(
お
)
つ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
もう、
海賊
(
かいぞく
)
島の
探検
(
たんけん
)
どころではない。日本へ帰ろうとすれば、この大西風にさからって、千カイリ以上も、大風と大波とをあいてに、折れた帆柱、ゆるんだ索具の小帆船が、戦わなければならない。
無人島に生きる十六人
(新字新仮名)
/
須川邦彦
(著)
それで私は、
海賊
(
かいぞく
)
の話と、象の話とを、お聞かせしました。
アラビヤンナイト:04 四、船乗シンドバッド
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
怪敷
(
あやしく
)
思はれし故なりとぞ
其頃
(
そのころ
)
海賊
(
かいぞく
)
二人召捕れ
詮議
(
せんぎ
)
有
(
あり
)
しに是等は八
艘飛
(
さうとび
)
の
與市
(
よいち
)
と云ふ者の子分にて海賊となりし由申ける故其與市は
何方
(
いづかた
)
に
住居
(
すまひ
)
致すやと
糺
(
たゞ
)
されしに海賊共七八年以前
泉州
(
せんしう
)
堺
(
さかひ
)
又は
安藝
(
あき
)
の
宮島
(
みやじま
)
阿州
(
あしう
)
尼子
(
あまこ
)
の
浦
(
うら
)
に
相住
(
あひすみ
)
海中にて西國大名の荷物船へ
飛乘
(
とびのり
)
賊を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
而
(
そ
)
して
歐米
(
をうべい
)
の
海員
(
かいゐん
)
仲間
(
なかま
)
では、
此事
(
このこと
)
を
知
(
し
)
らぬでもないが、
如何
(
いか
)
にせん、
此
(
この
)
海賊
(
かいぞく
)
團體
(
だんたい
)
の
狡猾
(
かうくわつ
)
なる
事
(
こと
)
は
言語
(
げんご
)
に
絶
(
た
)
えて、
其
(
その
)
來
(
きた
)
るや
風
(
かぜ
)
の
如
(
ごと
)
く、
其
(
その
)
去
(
さ
)
るも
亦
(
ま
)
た
風
(
かぜ
)
の
如
(
ごと
)
く。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「
野武士
(
のぶし
)
だろうが
海賊
(
かいぞく
)
だろうが、人見知りをせず味方にする秀吉だから、おれが
上手
(
じょうず
)
に売りこんで、
龍巻壱岐守
(
たつまきいきのかみ
)
ぐらいにはしてやるよ。まあそれを楽しみにしているがいい」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「さあ、何だろうなあ……
盗賊
(
とうぞく
)
か、
海賊
(
かいぞく
)
か、
密輸入者
(
みつゆにゅうしゃ
)
か、むほん人か……」
街の少年
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
“海賊”の意味
《名詞》
海賊(かいぞく)
海上で他の船舶から金品や食糧などを略奪する盗賊のこと。
(出典:Wiktionary)
“海賊”の解説
海賊(かいぞく、en: pirate)は、海上を航行する船舶を襲撃し、暴行や略奪など航海の安全を脅かす行為をする者のことである。
(出典:Wikipedia)
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
賊
常用漢字
中学
部首:⾙
13画
“海賊”で始まる語句
海賊船
海賊旗
海賊島
海賊橋
海賊曲
海賊歌
海賊王
海賊眼
海賊間者