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唯一
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ゆゐいつ
ふりがな文庫
“
唯一
(
ゆゐいつ
)” の例文
女王樣
(
ぢよわうさま
)
は
事
(
こと
)
の
大小
(
だいせう
)
に
拘
(
かゝは
)
らず、
總
(
すべ
)
ての
困難
(
こんなん
)
を
解决
(
かいけつ
)
する
唯一
(
ゆゐいつ
)
の
方法
(
はうはふ
)
を
御存
(
ごぞん
)
じでした。『
彼
(
か
)
れの
頭
(
あたま
)
を
刎
(
は
)
ねよ!』と
四邊
(
あたり
)
も
見
(
み
)
ずに
申
(
まを
)
されました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
唯物論者
(
ゆゐぶつろんしや
)
や一般の科学者は物体が
唯一
(
ゆゐいつ
)
の実在であつて、万物は皆物力の法則に従ふと言ふ。しかし実在の真相は
果
(
はた
)
してかくの
如
(
ごと
)
きものであらうか。
愛と認識との出発
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
彼等
(
かれら
)
は
外
(
そと
)
からの
人目
(
ひとめ
)
を
雨戸
(
あまど
)
に
避
(
さ
)
けて
其
(
そ
)
の
唯一
(
ゆゐいつ
)
の
娯樂
(
ごらく
)
とされてある
寶引
(
はうびき
)
をしようといふのであつた。
疊
(
たゝみ
)
には八
本
(
ほん
)
の
紺
(
こん
)
の
寶引絲
(
はうびきいと
)
がざらりと
投
(
な
)
げ
出
(
だ
)
された。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
是
(
これ
)
に
由
(
よ
)
つて
人智
(
じんち
)
は、
人間
(
にんげん
)
の
唯一
(
ゆゐいつ
)
の
快樂
(
くわいらく
)
の
泉
(
いづみ
)
となつてゐる。
然
(
しか
)
るに
我々
(
われ/\
)
は
自分
(
じぶん
)
の
周圍
(
まはり
)
に、
些
(
いさゝか
)
も
知識
(
ちしき
)
を
見
(
み
)
ず、
聞
(
き
)
かずで、
我々
(
われ/\
)
は
全然
(
まるで
)
快樂
(
くわいらく
)
を
奪
(
うば
)
はれてゐるやうなものです。
勿論
(
もちろん
)
我々
(
われ/\
)
には
書物
(
しよもつ
)
が
有
(
あ
)
る。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
自分丈
(
じぶんだけ
)
が
小六
(
ころく
)
の
來
(
こ
)
ない
唯一
(
ゆゐいつ
)
の
原因
(
げんいん
)
の
樣
(
やう
)
に
考
(
かんが
)
へられるのであつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
衆の叫びは一ならず、又
唯一
(
ゆゐいつ
)
の聲ならず
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
『
余輩
(
よはい
)
の
云
(
い
)
はんと
欲
(
ほつ
)
する
所
(
ところ
)
のものは』と
憤激
(
ふんげき
)
してドード
鳥
(
てう
)
が
云
(
い
)
ひました、『
吾々
(
われ/\
)
を
乾
(
かわ
)
かせる
唯一
(
ゆゐいつ
)
の
方法
(
はうはふ
)
は
候補
(
コーカス
)
競爭
(
レース
)
(
西洋
(
せいやう
)
鬼
(
おに
)
ごつこ)である』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
夏季
(
かき
)
の
忙
(
いそが
)
しいさうして
野菜
(
やさい
)
の
缺乏
(
けつばふ
)
した
時
(
とき
)
には
彼等
(
かれら
)
の
唯一
(
ゆゐいつ
)
の
副食物
(
ふくしよくぶつ
)
が
鹽
(
しほ
)
を
噛
(
か
)
むやうな
漬物
(
つけもの
)
に
限
(
かぎ
)
られて
居
(
ゐ
)
るので
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
『それを
説明
(
せつめい
)
する
唯一
(
ゆゐいつ
)
の
方法
(
はうはふ
)
はそれを
行
(
おこな
)
ふことである』(
若
(
も
)
し
皆
(
みな
)
さんが
冬
(
ふゆ
)
の
或
(
あ
)
る
日
(
ひ
)
、
自
(
みづか
)
ら
其
(
そ
)
れを
試
(
こゝろ
)
みんと
欲
(
ほつ
)
するならば、ドード
鳥
(
てう
)
がそれを
如何
(
いか
)
にして
行
(
や
)
つたかを
話
(
はな
)
しませう)
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
それは
高瀬船
(
たかせぶね
)
の
船頭夫婦
(
せんどうふうふ
)
が、
足
(
た
)
りても
足
(
た
)
りなくても
自分
(
じぶん
)
の
家族
(
かぞく
)
の
唯一
(
ゆゐいつ
)
の
住居
(
すまゐ
)
である
其
(
そ
)
の
舳
(
へさき
)
に
造
(
つく
)
られた
箱
(
はこ
)
のやうな
狹
(
せば
)
いせえじの
中
(
なか
)
で
噺
(
はな
)
して
居
(
ゐ
)
る
聲
(
こゑ
)
であつた。
乳呑兒
(
ちのみご
)
の
泣
(
な
)
く
聲
(
こゑ
)
も
交
(
まじ
)
つて
聞
(
きこ
)
えた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
唯
常用漢字
中学
部首:⼝
11画
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
“唯一”で始まる語句
唯一人
唯一言
唯一不二
唯一無二
唯一目
唯一神
唯一箇
唯一者
唯一論
唯一神道名法要集