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刑
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けい
ふりがな文庫
“
刑
(
けい
)” の例文
むしろ、一
党
(
とう
)
の人は、それで
愁眉
(
しゅうび
)
をひらいていた。しかし、愁眉のひらかれぬ気がかりは、ご
神罰
(
しんばつ
)
に
刑
(
けい
)
せられている
忍剣
(
にんけん
)
の身の上——。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
聞如何我
胤
(
たね
)
なればとて然る
曲者
(
くせもの
)
を
採用
(
さいよう
)
し後に
害
(
がい
)
をば
殘
(
のこ
)
さんこと
武將
(
ぶしやう
)
の所爲に有ざれば天下の爲に彼をして
強
(
しひ
)
て
僞者
(
にせもの
)
と
言詰
(
いひつめ
)
て
宜敷
(
よろしく
)
刑
(
けい
)
に行ふ可し是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
しかし、お妃さまはへんじをすることもできませんし、いいわけをすることもできません。そこで、とうとう、火あぶりの
刑
(
けい
)
にきまってしまいました。
マリアの子ども
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
孔子の常に言う「教えずして
刑
(
けい
)
することの不可」を知るが故に、まず彼等に己の意の在る所を明かしたのである。気取の無い率直さが荒っぽい土地の人気に投じたらしい。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
そして、むかしからの
習慣
(
しゅうかん
)
に従って
裁判
(
さいばん
)
をうけました。大運動会の日に平和をみだしたものは、
追放
(
ついほう
)
されるのです。どのキツネも、
刑
(
けい
)
を
軽
(
かる
)
くしてやってくれとは言いません。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
▼ もっと見る
『
皆
(
みん
)
な
頭
(
あたま
)
を
刎
(
は
)
ねて
了
(
しま
)
へ!』やがて
行列
(
ぎやうれつ
)
が
動
(
うご
)
き
出
(
だ
)
しました。三
人
(
にん
)
の
兵士
(
へいし
)
は
不幸
(
ふこう
)
な
園丁等
(
えんていら
)
を
刑
(
けい
)
に
處
(
しよ
)
するために
後
(
あと
)
に
殘
(
のこ
)
りました。
園丁等
(
えんていら
)
は
保護
(
ほご
)
を
願
(
ねが
)
ひに
愛
(
あい
)
ちやんの
許
(
もと
)
へ
駈
(
か
)
けて
來
(
き
)
ました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
それともまた、この男の罪が非常に大きなもので、もしもそれを口にでもしようものなら、
極楽
(
ごくらく
)
が死の
刑
(
けい
)
をもってこの男を
罰
(
ばっ
)
しなければならないといったようなものだったのでしょうか。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
然
(
しか
)
れども
(一一五)
蚤
(
はや
)
く
患
(
うれひ
)
を
刑
(
けい
)
せらるるに
救
(
すく
)
ふ※
能
(
あた
)
はず。
呉起
(
ごき
)
、
武矦
(
ぶこう
)
に
説
(
と
)
くに
形勢
(
けいせい
)
の・
徳
(
とく
)
に
如
(
し
)
かざるを
以
(
もつ
)
てす。
然
(
しか
)
れども
之
(
これ
)
を
楚
(
そ
)
に
行
(
おこな
)
ふや、
(一一六)
刻暴
(
こくばう
)
少恩
(
せうおん
)
を
以
(
もつ
)
て
其躯
(
そのみ
)
を
亡
(
うしな
)
ふ。
悲
(
かな
)
しい
夫
(
かな
)
。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
彼
(
か
)
れは
刑罰
(
けいばつ
)
といふものが
本人
(
ほんにん
)
の
悔悟
(
くわいご
)
を
基礎
(
きそ
)
としなければならぬと
考
(
かんが
)
へる
方
(
はう
)
の
一人
(
ひとり
)
であつた。
殺
(
ころ
)
されてしまへば、
悔
(
く
)
いることも
改
(
あらた
)
めることも
出來
(
でき
)
ない。
從
(
したが
)
つて、
死刑
(
しけい
)
は
刑
(
けい
)
でないといふ
風
(
ふう
)
に
考
(
かんが
)
へた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
彼等は愛の
刑
(
けい
)
と愛の
賚
(
たまもの
)
とを同時に
享
(
う
)
けて、同時に双方を切実に味はつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
忍剣を斬り、龍太郎の首をうち、いままた伊那丸を
刑
(
けい
)
した半助は、さすがに斬りつかれがしたとみえて、
滴々
(
てきてき
)
と、
血流
(
ちなが
)
しから赤い
雫
(
しずく
)
のたるる
刃
(
やいば
)
をさげて、ぽうッとしばらく立っていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
郤
(
げき
)
至という重臣の斡旋で、巫臣は
刑
(
けい
)
の大夫として晋に仕えることになった。
妖氛録
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
裁判所
(
さいばんしょ
)
は、お妃を火あぶりの
刑
(
けい
)
におこなう、と言いわたしました。
六羽の白鳥
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
刑
(
けい
)
の
宣
(
せん
)
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
忍剣は身の
危険
(
きけん
)
を知るよしもなかった。おそらくかれは、
故快川和尚
(
こかいせんおしょう
)
の
最期
(
さいご
)
のことば——
心頭
(
しんとう
)
を
滅却
(
めっきゃく
)
すれば火もまた
涼
(
すず
)
し——の
禅機
(
ぜんき
)
をあじわって、二十一日の
刑
(
けい
)
をけっして長いとも思っておるまい。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“刑(
刑罰
)”の解説
とは、形式的には、犯罪に対する法的効果として、国家などによって罪を犯した者に科せられる一定の法益の剥奪をいう。その実質的意義は犯罪に対する国家的応報であるとともに、一般予防と特別予防をも目的とする。広い意味では犯罪行為に科される。刑または刑事罰ともいう。
(出典:Wikipedia)
刑
常用漢字
中学
部首:⼑
6画
“刑”を含む語句
磔刑
極刑
死刑
処刑
處刑
刑部
私刑
処刑台
処刑場
刑務所
刑事
刑場
流刑地
笞刑
刑罰
所刑
流刑
火刑
處刑臺
逆磔刑
...