大事な什器などを、争って外へ担ぎ出していたのは彼らであったが、その品物も見あたらなければ、奉公人たちも見えないのである。
当直の人々や近所の人々によって火は消されたが、室内の什器はほとんど用をなさなかった。重要な書類はことごとく消失した。
“什器”の意味
“什器”の解説
什器(じゅうき、appliance)とは、仏教の什物(じゅうもつ)に由来し、寺で宗徒が使う器具、日用品、生活用品を指す。これらは「什」(数字の「10」と同義)「聚」(集まったものという意味)などと呼び、1つや2つなどではなく10を単位として数えなければならないほどたくさんで雑多であることから、中国の宋代に禅宗寺院内で使われはじめた語である。後に什器とも呼び、これが一般化し、日常生活で使用される道具。食器や家具を指す。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)