“亜細亜:アジア” の例文
“亜細亜:アジア”を含む作品の著者(上位)作品数
吉川英治4
柳田国男3
中里介山3
谷譲次3
夏目漱石2
“亜細亜:アジア”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 工芸 > 工芸16.7%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]10.0%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 風俗習慣・民俗学・民族学8.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
また支那にも飛べば北亜細亜アジアの山にも往ったとあって、その叙説の不精確さはまさに幕末ごろの外国地理の知識であった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
間もなく歳子は牧瀬が中央亜細亜アジアへ、決死的な古代建築の遺蹟いせきの発掘に出発したといふ消息を兄から聞いた。
夏の夜の夢 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
大体へやで用います敷物の類は、日本では畳がありまた座蒲団があるため、支那や中央亜細亜アジアのような発達の跡を見せません。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
思うにこれは西の面が亜細亜アジア大陸と相対し、また外国との交通が港を通して早くから行われていたのにるのでありましょう。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
芦田——まあいいじゃないか。亜細亜アジア新聞の東山君だ。あそこの社会部長をしている男だ。君も知ってるだろう。
探偵戯曲 仮面の男 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
その上去年の第一巻とこれから出る第三巻目は、先生一個の企てでなく、日本の亜細亜アジア協会が引き受けて刊行するのだという事が分った。
日本の外には亜細亜アジア諸国、西洋諸洲の歴史もほとんど無数にして、その間には古今ここん英雄豪傑ごうけつ事跡じせきを見るべし。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ともかく、このせせこましいうちに、多分のユーモアを持った小動物は、東方亜細亜アジア特有の世界的珍動物の一つとして学者から待遇されている。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ずっと以前瑞西スイスにいた頃に、回教は亜細亜アジア向きの宗教らしいという話をした人がある。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それは、欧羅巴ヨーロッパでもなし、亜細亜アジアでもなし、そうかといってあふりかでもない。
十月十三日の土曜日には、横浜の日本亜細亜アジア協会で「日本先住民の証跡」という講演をした。
その他亜細亜アジア大陸のヒマラヤ大山脈中にも似寄った意義の山名は少なからず発見せられる。
高山の雪 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
金地に日の丸。その半面は、豪壮な彩具えのぐと太い線で、朝鮮、明国、呂宋ルソン暹羅シャムなどにわたる亜細亜アジアの沿海と大陸の地図が画いてあった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
思えば、ここの御亭主も、亜細亜アジアの壇ノ浦から山へ隠れこんだ一人にはちがいない。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日本亜細亜アジア協会が十月十三日の会に際して、開会の辞を述べる可く、私を招待した。私は大森の陶器と、日本に於る初期住民の証跡とに就て、話そうと思っている。
もしある点に於て、英国哲学及び英国文学が、大陸または亜細亜アジアの科学哲学に優れるものありとすれば、則ちこの智識顕昭の裏面には深因の存するものあるが故なり。
我が教育の欠陥 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
亜細亜アジア東南の諸国との貿易には、明らかに歴代宝案時代というべきものがあった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
今は米国が夜だから亜細亜アジア欧羅巴ヨーロッパは日中に在るはずだが、どの様なかたちだろう、時々刻々増す大火熱に——アアこう思うと、思うだけで戦慄する。
暗黒星 (新字新仮名) / シモン・ニューコム(著)
はるばるも帰り来しものかな——やがて亜細亜アジアのメトロポリスへ、汽車は走り込むのだ。半球の旅のおわりと、空をこがす広告塔の灯とが私達を待っているであろう。
が、それにしても、この装身法は小亜細亜アジア的に野蛮で、感心出来なかった。
踊る地平線:10 長靴の春 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
三羊皮紙に内容を書し亜細亜アジアの天地にこれを送り、一柱二晶に解釈を記す。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
亜細亜アジア製鉄所には既に暴動が起りました。製鉄所の建物は今猛火につつまれています。キューポラは爆発して熔鉄ようてつが五百メートル四方にとび散ったということです。
人造人間殺害事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
第一次の帝都空襲に、予想以上の大痛手おおいたでをうけた祖国日本は近く第二次の大空襲を、太平洋と亜細亜アジア大陸両方面から、はさちの形で受けようとしている。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
亜細亜アジア人種……阿弗利加アフリカ人種……。」と生徒達の読本朗読の声を聞き覚えに私は覚束おぼつかなくも口真似くちまねをしたりしてゐた幼ない頃の自分を思ひ出す。
ある職工の手記 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
亜細亜アジア亜米利加アメリカ頸首けいしゅたる海峡をわた
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
立戻って来て見ると、もう、あの東亜細亜アジア特有の小動物はいない。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
このほかそこには、モンテ・カアロの誘因アトラクションの一の鳩射撃ピジョン・シウテングの世紀的大家、歯と襯衣しゃつの白い小亜細亜アジア生れのヴィクトル・アリ氏があった。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
ボルネオ土人の風習として亜細亜アジア人に好意を尽くすからである。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
僕は午前九時になると、いつものように職工服に身を固め、亜細亜アジア製鉄所の門をくぐり、常の如く真紅まっかにたぎった熔鉄ようてつを、インゴットの中に流しこむ仕事に従事した。
人造人間殺害事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そしてこの沙は中央亜細亜アジアの沙漠から吹いてきた物である。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
少なくも彼は全亜細亜アジア鳥瞰ちょうかんしていた。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
城壁の四方には大小の門が大略四十造られてあったが、門の扉は真鍮しんちゅうであり、飾りに置かれた石像が獅子であるという点から見ても、いよいよ小亜細亜アジア辺の民族が、移住したものと想像される。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しこうして露国は北偏の後進国たるにかかわらず、あたかも無人の境を行くが如く、東北亜細亜アジア大陸に向って、その手を延ばし、その我邦において鎖国令を布きたる寛永十六年(千六百三十九年)は
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
哈爾賓ハルピンに行く途中で、木戸さんに聞いた話だが、満洲の黄土はその昔中央亜細亜アジアの方から風の力で吹き寄せたもので、それを年々河の流れが御叮嚀ごていねいに海へ押出しているのだそうである。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
これは『枕中記』という唐代の小説にある物語ですが、仙翁は回教の暗示だと申すことで、この思想は儒教や仏教から来たものでなく、中央亜細亜アジアの荒漠たる風土の中に育ったものらしく思われるのであります。
純然たる亜細亜アジア洲の旧慣に従い
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
これはまことに奇怪なことで、こういう点から云う時は、この「麗人族」は日本人ではなく、小亜細亜アジア辺の古代民族が、何かの理由で漂流して来て、この日本の駒ヶ岳に、隠れ住んでいたものと見なさなければならない。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
この物々しい地下街の中心である警備司令室では、真中に青い羅紗らしゃのかかった大きい卓子テーブルが置かれ、広げられた亜細亜アジア大地図を囲んで、司令官を始め幕僚ばくりょうの、緊張しきった顔が集っていた。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
作家、記者は、彼等の手帖が濡れると紫インクで書いたような字になる化学鉛筆とをもって、やっぱり集団農場を中心として新生活のはじめられつつある農村へ、漁場へ、辺土地方(中央亜細亜アジアやシベリア極地)へ出かけた。
新しきシベリアを横切る (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
先年スヴェン・ヘジン氏の『亜細亜アジア貫通紀行』一八九八年板を出した時、この鼠崇拝の事あるべしと思い読むに見えず、大いに失望したが、その後スタイン氏がその辺を発掘して確かに鼠神の像を獲たと知らせくれた人あり。
豆を好み穴倉に貯えるから豆鼠児、倉鼠児、倉官児、弁倉児など呼ばる(『皇立亜細亜アジア協会北支那部雑誌』二輯十一巻五九頁)、天復中隴右の米作大豊年で、刈ろうと思う内、稲穂が大半なくなり大饑饉出来しゅったいした。
北京ペキンに放浪して親友川島浪速の片腕となって亜細亜アジアの経綸を策した時代は恐らく一生の中の得意の絶頂であったろうが、余りに潔癖過ぎ詩人過ぎて、さしたる衝突もないのに僚友の引留むるを振払って帰朝してしまった。
二葉亭追録 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
スエズで望んで来た小亜細亜アジア亜弗利加アフリカの荒原、ポオト・セエドを離れてから初めて眺めた地中海の波、伊太利イタリーの南端——こう数えて見ると、遠く旅して来た地方の印象が実に数限りもなく彼の胸に浮んで来た。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
私はかつてフレエザー教授の書にって、穀霊相続の信仰が、弘く北欧その他の小麦耕作帯に流伝るでんしていたことを教えられ、近くは更に宇野円空博士の『マライシアに於ける稲米儀礼』に、亜細亜アジア東南の島々の稲作種族の間にも
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その論旨としては第一の順序として日本は北樺太カラフトと黒竜洲を有として満洲に南下し、それより朝鮮を占め、満洲と相応じ、一は台湾を以て南方亜細亜アジア大陸に発展するの根拠地とし、更に一方は比律賓ヒリツピンを策源として南洋を鎮め
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
私はヨーロッパの理智が、亜細亜アジアの感情や位置の中で、どこまで共通の線となって貫き得られるものかという限界を、前から考えてみたが、まだ今は我国のマルキシズムさえが、外部から見れば一種の国粋主義のごとき観さえ帯びている時代である。
純粋小説論 (新字新仮名) / 横光利一(著)
羅馬はその範図を拡張するに当り、西方は渺茫びょうぼうたる大西洋にさえぎられ、その間僅に西班牙、仏蘭西、英吉利等あるのみであるが、東方に於ては欧洲の大部分を征服し、更に足一たび亜細亜アジアに向えばそこに茫漠たる大陸を占むるの余地あり
東西相触れて (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
倫敦ロンドン亜細亜アジア協会の「孔雀王呪経くじゃくおうじゅきょう」初版、暹羅シャム皇帝勅刊の「阿咜曩胝アタナテイ経」、ブルームフィールドの「黒夜珠吠陀クリシュナ・ヤジュル・ヴェーダ」をはじめ、シュラギントヴァイト、チルダース等の梵字密教経典の類。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
立教大学の構内に亜細亜アジア研究所とかいふものがあり、こゝに詩人で支那学者の、これが又、名前を忘れた、私は三好達治のところで一度会つたことのある人で、信頼できる支那学者であることをきいてをり、亜細亜研究所にこの詩人がつとめてゐるときいたので、訪ねて行つて教へを乞うた。
魔の退屈 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
「あなたの御好意はほんとうにうれしく思いますが、私はこの上、あなたに御迷惑はかけたくないと思いますから、これから外務省フォレン・オフィスへ行こうと思います。亜細亜アジア局に多少知った人もありますから、外務省の手で何とか斡旋あっせんしてもらおうと思いますが……」
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
立教大学の構内に亜細亜アジア研究所とかいうものがあり、ここに詩人で支那学者の、これが又、名前を忘れた、私は三好達治のところで一度会ったことのある人で、信頼できる支那学者であることをきいており、亜細亜研究所にこの詩人がつとめているときいたので、訪ねて行って教えをうた。
魔の退屈 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
それからカザアキ騎兵の士官になってシベリアへられて、五年間在勤していて、満州まで廻って見た。その頃種々な人に接触した結果、無政府主義になったのだそうだ。それから彼得堡の大学に這入って、地学を研究した。自分でも学術上に価値のある事業は、三十歳の時に刊行した亜細亜アジア地図だと云っている。
食堂 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
ただいままで、だんだんとごらんにそなえました技芸、ことごとくお気に叶いまして、楽屋一同の感謝にございまするが、ことにこのたびごらんに入れまするは、ジプシー・ダンス……これはお聞き及びでもございましょうが、太古より今日に至るまで、亜細亜アジア洲と欧羅巴ヨーロッパの間を旅から旅へとうつり歩く一種族でございまして
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)