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『魔の退屈』
ふりがな文庫
『
魔の退屈
(
まのたいくつ
)
』
戦争中、私ぐらゐだらしのない男はめつたになかつたと思ふ。今度はくるか、今度は、と赤い紙キレを覚悟してゐたが、たうとうそれも来ず、徴用令も出頭命令といふのはきたけれども、二三たづねられただけで、外の人達に比べると驚くほどあつさりと、おまけに「 …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「太平 第二巻第一〇号」時事通信社、1946(昭和21)年10月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約23分(500文字/分)
朗読目安時間
約38分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
却
(
しりぞ
)
噛
(
かじ
)
仰有
(
おっしゃ
)
兼々
(
かねがね
)
却々
(
なかなか
)
反古
(
ほご
)
決潰
(
けっかい
)
沁々
(
しみじみ
)
田町
(
たまち
)
米
(
メートル
)
題名が同じ作品
魔の退屈
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)