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こゝろみ
ふりがな文庫
“
試
(
こゝろみ
)” の例文
転輪
(
てんりん
)
王此玉を
得
(
え
)
て
試
(
こゝろみ
)
に高き
幢
(
はた
)
の
頭
(
かしら
)
に
挙著
(
あげおき
)
けるに、
人民等
(
じんみんら
)
玉の光りともしらず夜の
明
(
あけ
)
たりとおもひ、おの/\
家業
(
かせぎ
)
をはじめけりと
記
(
しる
)
せり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
試
(
こゝろみ
)
に思へ、
彼
(
か
)
の
糞汁
(
ふんじふ
)
はいかむ、
其
(
その
)
心美なるにせよ、一見すれば
嘔吐
(
おうと
)
を催す、よしや妻とするの実用に適するも、
誰
(
たれ
)
か忍びてこれを手にせむ。
醜婦を呵す
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
今
試
(
こゝろみ
)
に東京の市街と水との審美的関係を考ふるに、水は江戸時代より継続して
今日
(
こんにち
)
に於ても東京の美観を保つ最も貴重なる要素となつてゐる。
水 附渡船
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
彼名をフィアルテといふ、巨人等が神々の恐るゝところとなりし頃大いなる
試
(
こゝろみ
)
をなし、その腕を振へるも、今や再び動かすによしなし 九四—九六
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
僕も本当に
左様
(
さう
)
思ひますよ、川地さん、
貴官
(
あなた
)
は篠田を悪党だの何のと言ひなさるけれど、
試
(
こゝろみ
)
に一度
逢
(
あ
)
つて御覧なさい
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
▼ もっと見る
試
(
こゝろみ
)
に書目を検すれば、
説郛
(
せつふ
)
巻
(
けんの
)
二十九、古今説海の説略、学海類篇の
集余
(
しふよの
)
四記述、
稗海
(
はいかい
)
第三
函
(
かん
)
等に収められてゐる。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
柱列の
間
(
あひだ
)
なる廣き處は、今税關となり、演戲場の中央には、板を列ね幕を張りて、假に舞臺を
補理
(
しつら
)
ひ、旅役者の興行に供せり。夜に入りて我は
試
(
こゝろみ
)
に往きて看つ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
いな大いに世の文明を進め人の智識を加うるに稗益あり、
且
(
かつ
)
夫
(
それ
)
試
(
こゝろみ
)
に
言語
(
げんぎょ
)
と文章の人の感情を動かすの軽重に就て爰に一例を挙んに、
韓退之
(
かんたいし
)
蘇子瞻
(
そしせん
)
の上に駕する漢文の名人
松の操美人の生埋:01 序
(新字新仮名)
/
宇田川文海
(著)
...
睡魔
(
すゐま
)
です!
左樣
(
さやう
)
!』と、イワン、デミトリチは
昂然
(
かうぜん
)
として『
貴方
(
あなた
)
は
苦痛
(
くつう
)
を
輕蔑
(
けいべつ
)
なさるが、
試
(
こゝろみ
)
に
貴方
(
あなた
)
の
指
(
ゆび
)
一
本
(
ぽん
)
でも
戸
(
と
)
に
挾
(
はさ
)
んで
御覽
(
ごらん
)
なさい、
然
(
さ
)
うしたら
聲
(
こゑ
)
限
(
かぎ
)
り
※
(
さけ
)
ぶでせう。』
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
試
(
こゝろみ
)
に人間の子が母親の乳を含んでゐる時、シンパンジイが来てその母親を殺したと思へ。我等は必ずや「ひどい獣だ」と罵るであらう。人間はどうかすると実にひどい獣になる。
猿
(新字旧仮名)
/
ジュール・クラルテ
(著)
その光被するところ、
総
(
す
)
べてを化石となす、
試
(
こゝろみ
)
に我が手を
挙
(
あ
)
ぐるに、
晶
(
あきらけ
)
きこと寒水石を
彫
(
ゑ
)
り成したる如し、我が立てる劒ヶ峰より一歩の下、
窈然
(
えうぜん
)
として内院の
大窖
(
たいかう
)
あり、むかし火を
噴
(
ふ
)
きたるところ
霧の不二、月の不二
(新字旧仮名)
/
小島烏水
(著)
試
(
こゝろみ
)
に余をして簡約に情死に就きて余が見るところを言はしめよ。
「桂川」(吊歌)を評して情死に及ぶ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
翁
(
おきな
)
びし「
地
(
ち
)
」の知りて
笑
(
ゑ
)
む世の
試
(
こゝろみ
)
ぞかやうなる。
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
転輪
(
てんりん
)
王此玉を
得
(
え
)
て
試
(
こゝろみ
)
に高き
幢
(
はた
)
の
頭
(
かしら
)
に
挙著
(
あげおき
)
けるに、
人民等
(
じんみんら
)
玉の光りともしらず夜の
明
(
あけ
)
たりとおもひ、おの/\
家業
(
かせぎ
)
をはじめけりと
記
(
しる
)
せり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
いとよわき我等の力を年へし敵の
試
(
こゝろみ
)
にあはせず、巧みにこれを
唆
(
そゝの
)
かす者よりねがはくは救ひ出したまへ 一九—二一
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
今
試
(
こゝろみ
)
に菩提樹の花を見てよく北欧の
牧野田家
(
ぼくやでんか
)
の光景を想像し、橄欖樹の花に南欧海岸の風光を思ひ、リラの
花香
(
くわかう
)
に
巴里
(
パリー
)
庭園の美を眼前に彷彿たらしむることを得べしとせんか。
来青花
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
しかし
試
(
こゝろみ
)
に推測すればかうである。
眞志屋
(
ましや
)
の菓子店は新石町にあつて、そこに壽阿彌の五郎作は住んでゐた。此家が文政九年七月九日に松田町から出て、南風でひろがつた火事に燒けた。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
いでや、この
今日
(
けふ
)
の
試
(
こゝろみ
)
に
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
火燧
(
ひうち
)
をもて
発燭
(
つけぎ
)
に火を
点
(
てん
)
じ
試
(
こゝろみ
)
に池中に
投
(
なげ
)
いれしに、
池中
(
ちちゆう
)
火を
出
(
いだ
)
せし事
庭燎
(
にはび
)
のごとし。水上に火
燃
(
もゆ
)
るは妙法寺村の火よりも
奇
(
き
)
也として
駅中
(
えきちゆう
)
の人々
来
(
きた
)
りてこれを
視
(
み
)
る。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
路地を通り抜ける時
試
(
こゝろみ
)
に立止つて向うを見れば、
此方
(
こなた
)
は差迫る両側の建物に日を遮られて
湿
(
しめ
)
つぽく薄暗くなつてゐる間から、
彼方
(
かなた
)
遥
(
はるか
)
に表通の一部分だけが路地の幅だけにくつきり限られて
路地
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
酉陽雑俎
(
いうやうざつそ
)
に
云
(
いふ
)
、
熊胆
(
ゆうたん
)
春は
首
(
くび
)
に
在
(
あ
)
り、夏は
腹
(
はら
)
に在り、秋は左の足にあり、冬は右の足にありといへり。
余
(
よ
)
試
(
こゝろみ
)
に
猟師
(
かりうど
)
にこれを
問
(
とひ
)
しに、
熊
(
くま
)
の
胆
(
きも
)
は常に
腹
(
はら
)
にありて
四時
(
しじ
)
同じといへり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
酉陽雑俎
(
いうやうざつそ
)
に
云
(
いふ
)
、
熊胆
(
ゆうたん
)
春は
首
(
くび
)
に
在
(
あ
)
り、夏は
腹
(
はら
)
に在り、秋は左の足にあり、冬は右の足にありといへり。
余
(
よ
)
試
(
こゝろみ
)
に
猟師
(
かりうど
)
にこれを
問
(
とひ
)
しに、
熊
(
くま
)
の
胆
(
きも
)
は常に
腹
(
はら
)
にありて
四時
(
しじ
)
同じといへり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
試
常用漢字
小4
部首:⾔
13画
“試”を含む語句
試合
試験
試練
試驗
新刀試
嘗試
賭試合
迦畢試
試用
踏試
試薬
一寸試
競争試験
肝試
試煉
胆試
五分試
試胆
力試
学年試験
...