表面ひようめん)” の例文
それと同時どうじ地震波ぢしんぱ地球内部ちきゆうないぶ方向ほうこうにも進行しんこうして反對はんたい方面ほうめんあらはれ、場合ばあひによつては地球ちきゆう表面ひようめん反射はんしやしてふたゝ方面ほうめんむかうのもある。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
うた表面ひようめん一種いつしゆたとへで、なにべつのことがいつてあるのだらうといふ心持こゝろもちが、おこりませんか。きっとおこるとおもひます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
その表面ひようめんには袈裟襷けさだすきといつて、ぼうさんの袈裟けさのように格子型かうしがた區畫くかくした模樣もようをつけたものや、また流水紋りゆうすいもんといつてなが渦卷うづまきの模樣もようをつけたものもあり
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
一年中いちねんじゆうでもその若葉わかばがどうしてあんなにあか緑色みどりいろうつくしいいろあらはすのかといひますと、そのいろ表面ひようめん部分ぶぶんすなはち表皮ひようひや、内部ないぶ細胞さいぼうなか紅色こうしよくやそのいろふくまれてゐるためですが
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
地球内部ちきゆうないぶにまで偵察ていさつ出掛でかけそれがふたゝ地球ちきゆう表面ひようめんあらはれて報告ほうこくをなしつゝあることが氣附きづかれたことである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
そのぎにならべてあるのは、みなさんのられるとほりそのつくかたは、まへのよりもかへって簡單かんたんであるようですが、しかもおほきくちわつた表面ひようめんたくみに使つかつて
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
それ以前いぜんうたは、みな表面ひようめん景色けしきんだようにえても、ほんとうにあぢはつてると、たゞのうはっつらだけのところで、實際じつさい景色けしき見据みすゑたものだ、といふことが出來できません。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
たゞ地震ぢしんおこようすなは地震ぢしんはいかなる場所ばしよおいてどんな作用さようおこるかの大體だいたい觀念かんねんるため、地球ちきゆう表面ひようめんちか部分ぶぶん構造こうぞうべさしてもらひたい。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
その習慣しゆうかんが、ひさしくつゞいてて、ごく近代きんだいおよんでゐます。だから偶然ぐうぜんおこつてた、ひとつゞきのうた文句もんくにも、たゞうた表面ひようめん意味いみ以外いがいに、なにかはつた内容ないようがありそうなかんじをつたのであります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
田畑たはた表面ひようめん石器せつき土器どき散亂さんらんしてゐるところがあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
この流下りゆうかさいなほ多量たりよう蒸氣じようきしつゝあると、こーくすのような粗面そめん鎔岩ようがんとなるが、もし蒸氣じようき大抵たいていされてしまつたのちならば、表面ひようめん多少たしようなめらかにかたまり
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)