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演説
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えんぜつ
ふりがな文庫
“
演説
(
えんぜつ
)” の例文
もともと
下戸
(
げこ
)
に生まれたんなら、禁酒会へはいるのも
可笑
(
おか
)
しいじゃないの? それでも御当人は
大真面目
(
おおまじめ
)
に禁酒
演説
(
えんぜつ
)
なんぞをやっているんですって。
文放古
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
この
演説
(
えんぜつ
)
が見物をいっせいに
笑
(
わら
)
わした。子どもたちの黄色い声に親たちのにごった声も交じった。親方はかっさいを受けると、いよいよ図に乗って
弁
(
べん
)
じ
続
(
つづ
)
けた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
「ねえ、こんどの
式
(
しき
)
には、これまでにないみたいな
演説
(
えんぜつ
)
をやってくれよ、うんとがんばって——。」
美しき元旦
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
それから
再
(
ふたゝ
)
び
皆
(
みん
)
なが
集
(
あつま
)
つた
時
(
とき
)
に、ドード
鳥
(
てう
)
は
嚴
(
おごそ
)
かに
指環
(
ゆびわ
)
を
示
(
しめ
)
して、『
吾輩
(
わがはい
)
は
此
(
この
)
優美
(
いうび
)
なる
指環
(
ゆびわ
)
を
諸君
(
しよくん
)
の
受納
(
じゆなふ
)
せられんことを
望
(
のぞ
)
む』
此
(
この
)
短
(
みじか
)
い
演説
(
えんぜつ
)
が
濟
(
す
)
むと一
同
(
どう
)
拍手喝采
(
はくしゆかつさい
)
しました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
引連
(
ひきつれ
)
主人の方に立歸り
主個
(
あるじ
)
夫婦長三郎の前にて
今日
(
けふ
)
奉行所の
容子
(
ようす
)
をば
逐
(
ちく
)
一
演説
(
えんぜつ
)
したる上三
個
(
たり
)
を
呉服
(
ごふく
)
町の親類方へ
預
(
あづけ
)
置
(
おき
)
て歸りたるまで委細のことを述たるに親子はおみつが庄兵衞を
殺
(
ころせ
)
しことを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
堤
(
つゝみ
)
の
枯草
(
かれくさ
)
の
上
(
うへ
)
に
立
(
た
)
つて、
但馬守
(
たじまのかみ
)
は
大
(
おほ
)
きな
聲
(
こゑ
)
で
新任
(
しんにん
)
の
挨拶
(
あいさつ
)
に
兼
(
か
)
ねて一
場
(
ぢやう
)
の
訓示
(
くんじ
)
演説
(
えんぜつ
)
をした。
其
(
そ
)
の
演説
(
えんぜつ
)
に
少
(
すこ
)
しも
耳
(
みゝ
)
を
痛
(
いた
)
めないで
聽
(
き
)
くことの
出來
(
でき
)
た
者
(
もの
)
は、
多
(
おほ
)
くの
與力
(
よりき
)
同心
(
どうしん
)
中
(
ちう
)
で
殆
(
ほと
)
んど
一人
(
ひとり
)
もなかつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
こうして、
正吉
(
しょうきち
)
は、
前
(
まえ
)
の
主人
(
しゅじん
)
から、
勇気
(
ゆうき
)
づけられて
帰
(
かえ
)
りました。それから、ひまがあれば、
選挙候補者
(
せんきょこうほしゃ
)
の
演説
(
えんぜつ
)
を
聞
(
き
)
き
歩
(
ある
)
くことにしました。
選
(
えら
)
ぶには、まず、その
人
(
ひと
)
を
知
(
し
)
らなければならぬからです。
心の芽
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あるいは音楽とか卒業生
総代
(
そうだい
)
の
答辞
(
とうじ
)
とか、あるいは卒業生の
演説
(
えんぜつ
)
とかいろいろあるが、大学卒業式にして独り当時学校のみならず国民全般にとって重要と思うことは式場における名士の演説である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
ぼくの
演説
(
えんぜつ
)
は三人を
歓喜
(
かんき
)
さした。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
隨分
(
ずゐぶん
)
故郷
(
こきよう
)
の
空
(
そら
)
の
懷
(
なつ
)
かしくなつた
事
(
こと
)
も
度々
(
たび/\
)
あつた——
昔
(
むかし
)
の
友人
(
ともだち
)
の
事
(
こと
)
や——
品川灣
(
しながはわん
)
の
朝景色
(
あさげしき
)
や——
上野淺草
(
うへのあさくさ
)
邊
(
へん
)
の
繁華
(
にぎやか
)
な
町
(
まち
)
の
事
(
こと
)
や——
新橋
(
しんばし
)
の
停車塲
(
ステーシヨン
)
の
事
(
こと
)
や——
回向院
(
ゑこうゐん
)
の
相撲
(
すまふ
)
の
事
(
こと
)
や——
神樂坂
(
かぐらざか
)
の
縁日
(
えんにち
)
の
事
(
こと
)
や——
萬
(
よろづ
)
朝報
(
てうほう
)
の
佛蘭西
(
フランス
)
小説
(
せうせつ
)
の
事
(
こと
)
や——
錦輝舘
(
きんきくわん
)
の
政談
(
せいだん
)
演説
(
えんぜつ
)
の
事
(
こと
)
や——
芝居
(
しばゐ
)
の
事
(
こと
)
や
浪花節
(
なにはぶし
)
の
事
(
こと
)
や
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
わたしの
演説
(
えんぜつ
)
の
初
(
はじ
)
めの部分だけはかれも
殊勝
(
しゅしょう
)
らしくたいへん
興味
(
きょうみ
)
を持って
傾聴
(
けいちょう
)
していたが、二十とことばを言わないうちに、かれは一本の木の上にとび上がって
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
「
演説
(
えんぜつ
)
? どこに今夜演説があるの?」と云った。
お律と子等と
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“演説”の解説
演説(えんぜつ)とは、議会や民衆などの前で自らの主義、主張を話すこと。スピーチ(en: Speech)ともいう。演舌とも。
(出典:Wikipedia)
演
常用漢字
小5
部首:⽔
14画
説
常用漢字
小4
部首:⾔
14画
“演説”で始まる語句
演説會