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推
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すゐ
ふりがな文庫
“
推
(
すゐ
)” の例文
宗助
(
そうすけ
)
にも
御米
(
およね
)
にも
思
(
おも
)
ひ
掛
(
が
)
けない
程
(
ほど
)
稀
(
たま
)
な
客
(
きやく
)
なので、
二人
(
ふたり
)
とも
何
(
なに
)
か
用
(
よう
)
があつての
訪問
(
はうもん
)
だらうと
推
(
すゐ
)
したが、
果
(
はた
)
して
小六
(
ころく
)
に
關
(
くわん
)
する
件
(
けん
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
両性問題は
容易
(
たやす
)
く理を以て
推
(
すゐ
)
すべからざるものだとは云ひながら、品の人物に何か特別なアトラクシヨンがなくては
愜
(
かな
)
はぬやうである。
椙原品
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
当時夫婦間の関係を
推
(
すゐ
)
するに、徳川氏時代の如く厳格なるべきものにあらず、袈裟の如き堅貞の烈女、実際にありしものなりや否やを知らず、
常磐
(
ときは
)
の如き
心機妙変を論ず
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
琅玕
(
らうかん
)
もて
削
(
けづ
)
り成せるが如し。これに登らんと欲すれば、巖扉
密
(
みつ
)
に鎖して進むべからず。
推
(
すゐ
)
するに、こは天堂に到る
階級
(
きざはし
)
にして、其門扉は我が爲めに開かざるならん。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
今
(
いま
)
しも
汝
(
なんぢ
)
が
試
(
こゝろ
)
みつる、
苦痛
(
くつう
)
を
以
(
もつ
)
て
推
(
すゐ
)
して
可
(
か
)
なり。
渠等
(
かれら
)
とても
人
(
ひと
)
の
心
(
こゝろ
)
と
何
(
なに
)
か
分
(
わか
)
ちのあるべきぞ。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
〔譯〕
唐虞
(
たうぐ
)
の
治
(
ち
)
は只是れ情の一字なり。極めて之を言へば、萬物一體も情の
推
(
すゐ
)
に外ならず。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
害
(
がい
)
せし土地へは歸り難しと
推
(
すゐ
)
して斯は言しなるべし忠相ぬし又も忠兵衞に
打向
(
うちむか
)
ひ此度は
珍事
(
ちんじ
)
忽地
(
たちまち
)
にして斯善惡を分ちし事一は
糊賣
(
のりうり
)
お金が
親切
(
しんせつ
)
と
丁稚
(
でつち
)
和吉の忠義に
依
(
よれ
)
ば和吉は此まゝ引連歸りて目を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
召寄
(
めしよ
)
すべしとの
推
(
すゐ
)
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
されど今その心を
推
(
すゐ
)
すれば、好意とはおもはれず。おのが風采態度のすぐれたるを彼君に見するとき、その側に世馴れぬ我を居らせて反映せしめんためにはあらずや。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
若
(
も
)
し
推
(
すゐ
)
して言ふ事を得せしめば、紅葉は露伴の長所に、少くとも乗入らんとせしなり、
而
(
しか
)
して露伴も亦た「
対髑髏
(
たいどくろ
)
」、「奇男児」等の鋭利なる奇想を廻り遠しとや思ひけむ
「伽羅枕」及び「新葉末集」
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
恁
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
き
風雲
(
ふううん
)
は、
加能丸
(
かのうまる
)
既往
(
きわう
)
の
航海史上
(
かうかいしじやう
)
珍
(
めづら
)
しからぬ
現象
(
げんしやう
)
なれども、(
一人坊主
(
ひとりばうず
)
)の
前兆
(
ぜんてう
)
に
因
(
よ
)
りて
臆測
(
おくそく
)
せる
乘客
(
じやうかく
)
は、
恁
(
かゝ
)
る
現象
(
げんしやう
)
を
以
(
もつ
)
て
推
(
すゐ
)
すべき、
風雨
(
ふうう
)
の
程度
(
ていど
)
よりも、
寧
(
むし
)
ろ
幾十倍
(
いくじふばい
)
の
恐
(
おそれ
)
を
抱
(
いだ
)
きて
旅僧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
見合認め候まゝ別して筆も廻り
兼
(
かね
)
候
宜
(
よろ
)
しく御
推
(
すゐ
)
もじ願上參らせ候かしく
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
皆情の
推
(
すゐ
)
なり。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
利發
(
りはつ
)
の藤重なれば早くも
怪
(
あや
)
しと
推
(
すゐ
)
し其上
今宵
(
こよひ
)
夜更
(
よふけ
)
て
遊
(
あそ
)
びに來るべしと約束されしも
氣味
(
きみ
)
惡
(
わる
)
ければ家主に頼み其身は室町なる心安き者の方へ
暫
(
しばら
)
く行て居る程に
留守
(
るす
)
は
當分
(
たうぶん
)
明家
(
あきや
)
の積りにして若吾助が尋ね來らば
斯樣々々
(
かやう/\
)
に云
拵
(
こしら
)
へて給るべしと頼み置けるにぞ右の如く家主より
返答
(
へんたふ
)
せしなり此藤重と云は
前
(
さき
)
に
姑
(
しうとめ
)
へ孝を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
推
常用漢字
小6
部首:⼿
11画
“推”を含む語句
推察
推移
推量
推重
邪推
推測
推進機
推進器
推参
推薦
当推量
推戴
推着
推上
推掛
推古天皇
推行
推付
推考
推敲
...