出版しゆつぱん)” の例文
かように目録もくろくやそれ以外いがい書物しよもつ出版しゆつぱんせられて、研究けんきゆう結果けつか發表はつぴようされるようにならなければ、しん博物館はくぶつかん役目やくめたつせられないのであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
これをせた書物しよもつ地震直後ぢしんちよくご出版しゆつぱんされた『千七百五十五年せんしちひやくごじゆうごねん十一月一日じゆういちがついちにちのリスボン大地震だいぢしん』とだいするもので、歐洲おうしゆうける當時とうじ知名ちめい科學者かがくしや十名じゆうめい論文ろんぶんあつめたものである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
さあいたところみやこはなの評判で、しも全盛ぜんせいきはめたりし我楽多文庫がらくたぶんこにはか月夜げつや提灯てうちんつた、けれども火はえずに、十三、十四、十五、(よく二十二年の二月出版しゆつぱん)と持支もちこたへたが
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
江戸えど町醫者まちいしや小田東叡をだとうえい安政あんせいねん十二ぐわつ出版しゆつぱん防火策圖解ばうくわさくづかい)なるものかかべすぢかひをれることを唱道しやうだうしたくらゐのことでそれ以前いぜんべつ耐震的工夫たいしんてきくふう提案ていあんされたことはかぬのである。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
明治十二三年頃めいぢじふにさんねんごろ出版しゆつぱんだとおもふ——澤村田之助曙双紙さはむらたのすけあけぼのさうし合卷がふくわんものの、淡彩たんさい口繪くちゑに、黒縮緬くろちりめん羽織はおり撫肩なでがたけて、衣裝いしやうつまつた、座敷ざしきがへりらしい、微醉ほろよひ婀娜あだなのが
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
博物館はくぶつかんでは、また目録書もくろくしよのほかに、陳列品ちんれつひんについて手輕てがるることが出來できるために、いろ/\の書物しよもつ出版しゆつぱんされてあつたり、繪葉書えはがきなどもつくられてあつて
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
それでも同益社どうえきしやでは石橋いしばし身元みもとを知つてるから強い督促とくそくず、続いて出版を引受ひきうけてたのです、の雑誌は廿にぢう一年の五月廿にぢう五日の出版しゆつぱんで、月二回の発行で、これも九がうまで続いて
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
それのみならず日本地震學會につぽんぢしんがつかいから出版しゆつぱんせられた二十册にじつさつ報告書ほうこくしよは、當時とうじ世界せかいおい唯一ゆいつ地震學雜誌ぢしんがくざつしであつたのみならず、收録しゆうろくせられた材料ざいりよう、ミルン教授きようじゆによつてもつせられたるおほくの論文ろんぶん
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
西洋せいようおほきな博物館はくぶつかんでは、目録もくろく研究書物けんきゆうしよもつ出版しゆつぱんされてゐるばかりでなく、館内かんない設備せつび完全かんぜん出來できてゐて、愉快ゆかい見物けんぶつされるようになつてゐます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
すなは新著百種しんちよひやくしゆ出版元しゆつぱんもとです、第二は文学士ぶんがくし高田早苗たかださなゑくんわたし読売新聞よみうりしんぶんすゝめられた、第三は春陽堂しゆんやうどうの主人和田篤太郎わだとくたらうくんわたしの新聞に出した小説をかなら出版しゆつぱんした人、吉岡君よしをかくんが来て
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)