しよう)” の例文
實際じつさい大地震だいぢしん損害そんがいおいて、直接ちよくせつ地震動ぢしんどうよりきたるものはわづか其一小部分そのいつしようぶぶんであつて、大部分だいぶぶん火災かさいのためにしようずる損失そんしつであるといへる。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
人は最期さいごの一念でしようを引くと云ふから、私はこの事ばかり思窮おもひつめて死にます。貫一さん、この通だから堪忍して!
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
しよううちまた言葉ことばはすこと出來できるかとゆめのやうにねがふてました、今日けふまでは入用いりようのないいのちものとりあつかふてましたけれどいのちがあればこその御對面ごたいめん
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
それが石器時代せつきじだいをはごろになつて、支那しな朝鮮ちようせん金屬きんぞく器物きぶつ使つかふことが日本につぽんつたへられまして、はじめて日本につぽん支那しなあたりのあひだふか關係かんけいしようずるようになるのであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
他のしようみちのかたはら
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
こと發端ほつたんは、明治十三年めいじじゆうさんねん二月二十二日にがつにちじゆうににち横濱よこはまならびにその近郊きんこうおいて、煉瓦煙突れんがえんとつならび土壁どへき小破損しようはそんしようぜしめた地震ぢしんにある。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
日本につぽんける大地震だいぢしん統計とうけいによれば、あまおほきくない町村ちようそんおいて、潰家かいか十一軒毎じゆういつけんごと一名いちめい死者ししやしようずる割合わりあひである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
その大正十二年たいしようじゆうにねん噴火ふんかおいては、やま東側ひがしがは西側にしがはとに東西とうざいはし二條にじよう裂目さけめしようじ、各線上かくせんじよう五六ごろくてんから鎔岩ようがん流出りゆうしゆつした。この状態じようたいはエトナしきしようすべきである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
この崩壞ほうかい結果けつか有明灣ありあけわん大津浪おほつなみおこし、沿岸地方えんがんちほうおい合計ごうけい一萬五千人いちまんごせんにんほどの死者ししやしようじた大事件だんじけんもあつたので、原因げんいん輕々かる/″\しく斷定だんていすることはつゝしまねばならぬ。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
あるひ外壁がいへき上部じようぶしようじたからいづることもあり、また側壁そくへきかしてそこからあふることもある。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)