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故障
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こしょう
ふりがな文庫
“
故障
(
こしょう
)” の例文
どこかに
故障
(
こしょう
)
があったにちがいなかろう?
自分
(
じぶん
)
の
力
(
ちから
)
でできることは、よく
反省
(
はんせい
)
して、
注意
(
ちゅうい
)
を
怠
(
おこた
)
ってはならない——。
いちじゅくの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「この
頃
(
ごろ
)
の人は武術で身体をねらないからいけません。それに洋食ばかりしますから、とかく
故障
(
こしょう
)
が多くなりますよ」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
あるいは神経衰弱だのあるいはリュウマチスだのあるいは
胃弱
(
いじゃく
)
だのと、その他種々の
故障
(
こしょう
)
のために、
天賦
(
てんぷ
)
の力の百分の一も利用せず発揮もせずに一生送る者は
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
水車
(
すいしゃ
)
の運動はことなき
平生
(
へいぜい
)
には、きわめて
円滑
(
えんかつ
)
にゆくけれど、なにかすこしでも
輪
(
わ
)
の
回転
(
かいてん
)
にふれるものがあると、いささかの
故障
(
こしょう
)
が
全部
(
ぜんぶ
)
の働きをやぶるのである。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
たといこの事が行われざるも造船所
計画
(
けいかく
)
の
進行
(
しんこう
)
に
故障
(
こしょう
)
を及ぼさしむべからずとの
用意
(
ようい
)
に外ならず。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
▼ もっと見る
小間癪
(
こましゃく
)
れて先の知れぬ所へ
行
(
ゆく
)
は
否
(
いや
)
だと
吼顔
(
ほえづら
)
かいて
逃
(
にげ
)
でも仕そうな様子だから、買手の所へ行く間
一寸
(
ちょっと
)
縛って
置
(
おい
)
たのだ、
珠運
(
しゅうん
)
とかいう二才野郎がどういう続きで何の
故障
(
こしょう
)
。
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「そればかりじゃない。鼻がまだ直りきらんのでしょう。ちょっと見ると
拗
(
す
)
ねているようじゃが、五年も六年も拗ね通されるものじゃない。身体に
故障
(
こしょう
)
があるからでさあ」
入江のほとり
(新字新仮名)
/
正宗白鳥
(著)
一昨日
(
おととい
)
の
第二限
(
だいにげん
)
ころなんか、なぜ
燈台
(
とうだい
)
の
灯
(
ひ
)
を、
規則以外
(
きそくいがい
)
に間(一時空白)させるかって、あっちからもこっちからも、電話で
故障
(
こしょう
)
が来ましたが、なあに、こっちがやるんじゃなくて、
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
どもが
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「きょう、
電車
(
でんしゃ
)
に、なにか
故障
(
こしょう
)
でもなかったでしょうか。」と、たまらなくなって、お
母
(
かあ
)
さんは
駅員
(
えきいん
)
にたずねました。
夕焼けがうすれて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と私は
故障
(
こしょう
)
を申入れた。
他
(
ほか
)
の人は兎に角、この老人には気が引ける。
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
ただ、
男
(
おとこ
)
が、そんなことを
口
(
くち
)
の
中
(
なか
)
でいったときに、
偶然
(
ぐうぜん
)
、
機械
(
きかい
)
に
故障
(
こしょう
)
を
生
(
しょう
)
じたのがふしぎだったのであります。
窓の下を通った男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
といって椅子を離れた時には、お花姉さんもお歌姉さんも、
何卒
(
どうぞ
)
といったように
頷
(
うなず
)
いた。乃公も面白かろうと思って、別段
故障
(
こしょう
)
を申立てなかったが、今考えて見ると
彼
(
あ
)
の時故障を申立てると
宜
(
よ
)
かった。
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「たぶんこの
大波
(
おおなみ
)
でゆくえを
迷
(
まよ
)
ったか、それとも
船
(
ふね
)
に
故障
(
こしょう
)
ができてこの
港
(
みなと
)
に
入
(
はい
)
ってきたのでありましょう。」
黒い旗物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
工夫
(
こうふ
)
は、
野原
(
のはら
)
の
中
(
なか
)
に
立
(
た
)
っている、
電信柱
(
でんしんばしら
)
の
上
(
うえ
)
で
仕事
(
しごと
)
をしていました。
故障
(
こしょう
)
のある
箇所
(
かしょ
)
を
修繕
(
しゅうぜん
)
したのです。
頭をはなれた帽子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
機械
(
きかい
)
の
力
(
ちから
)
で
動
(
うご
)
いている
汽車
(
きしゃ
)
が、
機械
(
きかい
)
に
故障
(
こしょう
)
を
生
(
しょう
)
じた
時分
(
じぶん
)
に
止
(
と
)
まるのは、なんのふしぎもないことでした。
窓の下を通った男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ちょうど、そのおりのことです。ビルディングのエレベーターに
故障
(
こしょう
)
ができて、
止
(
と
)
まってしまった。その
修繕
(
しゅうぜん
)
には、五、六
日間
(
にちかん
)
かかるそうです。
雇
(
やと
)
い
人
(
にん
)
たちは、
頭
(
あたま
)
を
集
(
あつ
)
めて
夏とおじいさん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかし、
不思議
(
ふしぎ
)
なことに、まだ
陸
(
りく
)
に
向
(
む
)
かって、
幾
(
いく
)
らも
舟
(
ふね
)
を
返
(
かえ
)
さないうちに、どの
船
(
ふね
)
も、なんの
故障
(
こしょう
)
がないのに、しぜんと
海
(
うみ
)
にのみ
込
(
こ
)
まれるように、
音
(
おと
)
もなく
沈
(
しず
)
んでしまいました。
黒い人と赤いそり
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
このとき、
汽車
(
きしゃ
)
の
故障
(
こしょう
)
は
直
(
なお
)
って、
汽笛
(
きてき
)
を
鳴
(
な
)
らすと、ふたたびうごき
出
(
だ
)
しました。
窓の下を通った男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“故障”の解説
故障(こしょう)とは、物事の正常な働きが損なわれていること。あるいは事態の進行に差し障りがある要素を指す。
機械の円滑な動作に問題がある場合このように表現することもあれば、(人間および動物の)身体に不調がある場合にもこの語が使われる。
(出典:Wikipedia)
故
常用漢字
小5
部首:⽁
9画
障
常用漢字
小6
部首:⾩
14画
“故”で始まる語句
故
故郷
故意
故里
故事
故国
故人
故々
故実
故智