小堀平治はお園が探して居た唐櫃に近付きました、馴れた眼で一と通り眺めると、何れの品に手を触れたか直ぐ判ってしまいます。
新奇談クラブ:05 第五夜 悪魔の反魂香 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
それは古代の唐櫃といったものの形に相違ないが、底辺に楕円形の孔があいていて、そこから紐を通すようになっている。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
源氏物語:15 蓬生 (新字新仮名) / 紫式部(著)
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
三日前奥蔵の二階の唐櫃に入れてあった御朱印を取出し、その代り偽の御朱印を入れておいたので、泥棒はその偽物を盗んで行ったよ
銭形平次捕物控:146 秤座政談 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこに据えてある唐櫃の蓋をあけようとするところを、半七はうしろからその腕を取った。
半七捕物帳:26 女行者 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
銭形平次捕物控:115 二階の娘 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
源氏物語:40 夕霧二 (新字新仮名) / 紫式部(著)
銭形平次捕物控:115 二階の娘 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
源氏物語:40 夕霧二 (新字新仮名) / 紫式部(著)
「もう一つ訊くが、この押入の唐櫃に隱してあつた小判、支配人のお前は知つてゐるだらうな。——あれは何處から入つた金だ」
銭形平次捕物控:155 仏像の膝 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
源氏物語:51 宿り木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
銭形平次捕物控:127 彌惣の死 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
源氏物語:39 夕霧一 (新字新仮名) / 紫式部(著)
もとの土蔵の中へ引返すと、弥三郎は後ろの方にハネのけた唐櫃の蓋の下から、ほんの少しばかりはみ出している品物を指さしているのです。
銭形平次捕物控:127 弥惣の死 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
銭形平次捕物控:132 雛の別れ (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
銭形平次捕物控:132 雛の別れ (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
「この通りだ。煙草入は若主人を怨む者が、後で差し込んだのさ。その證據は皆んな揃つてゐる。それから、この蓋を唐櫃の上へのせて貰ひたいが——」
銭形平次捕物控:127 彌惣の死 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
銭形平次捕物控:127 弥惣の死 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
唐櫃、大地の下——と隱す場所はいろ/\あつたことでせうが、その大部分は本人或は子孫に取り出され、再び流通貨幣の役目に就いたにしても、その幾部分かは
銭形平次捕物控:224 五つの壺 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
「それから、駿府から持って来た藤太の煙草入を貸して貰おうか。お吉の帯の間には紙入があるはずだ。それと、殺された主人の煙草入があれば、五千両の唐櫃は開くだろう」
銭形平次捕物控:089 百四十四夜 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
お今の答へから、唐櫃を落した仕掛けの綱の結び目のことを、平次は考へてゐたのです。
銭形平次捕物控:132 雛の別れ (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
お今の答えから、唐櫃を落した仕掛けの綱の結び目のことを、平次は考えていたのです。
銭形平次捕物控:132 雛の別れ (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
銭形平次捕物控:146 秤座政談 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
銭形平次捕物控:132 雛の別れ (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
銭形平次捕物控:001 金色の処女 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
銭形平次捕物控:127 彌惣の死 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
「ここへ来て唐櫃を開けたくらいですから、知っていたに違いありません」
銭形平次捕物控:127 弥惣の死 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)