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旒
ふりがな文庫
“旒”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
りゅう
81.8%
すじ
6.1%
なが
3.0%
ながばた
3.0%
はた
3.0%
りう
3.0%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りゅう
(逆引き)
龍泉寺の樹々も、ここの草木も、
焚物
(
たきもの
)
として焚き尽し、立っているのは、風雨に黒くよごれた幾十
旒
(
りゅう
)
かの菊水の旗ばかりであった。
日本名婦伝:大楠公夫人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
旒(りゅう)の例文をもっと
(27作品)
見る
すじ
(逆引き)
誇らしげに、偽の錦旗二た
旒
(
すじ
)
を
翻
(
ひるがえ
)
してゆく一船こそ、尊氏が
坐
(
ざ
)
す親船。——以下、千余艘とみゆるあの大兵が、わが後ろへ
上陸
(
あが
)
ったら、味方は窮地におちいるほかないぞ。
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
旒(すじ)の例文をもっと
(2作品)
見る
なが
(逆引き)
するとこの時山つづきの、横手の森から鬨の声が起こり、赤き旗三
旒
(
なが
)
れひるがえり、七百あまりの
将卒
(
つわもの
)
が、騎馬、
徒歩
(
かち
)
にて走り出して来た。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
旒(なが)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
ながばた
(逆引き)
会衆の動揺は一時に
鎮
(
しずま
)
って座席を持たない平民たちは敷石の上に
跪
(
ひざまず
)
いた。開け放した窓からは、柔かい春の光と空気とが流れこんで、壁に垂れ下った旗や
旒
(
ながばた
)
を静かになぶった。
クララの出家
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
旒(ながばた)の例文をもっと
(1作品)
見る
はた
(逆引き)
庭先に立てられた「祝出征……」の
旒
(
はた
)
を、彼はつくづくと見上げていたが、やがてまた、袖と袖の間に顔を埋めてさめざめと泣きはじめた。
一老人
(新字新仮名)
/
犬田卯
(著)
旒(はた)の例文をもっと
(1作品)
見る
りう
(逆引き)
踏切
(
ふみき
)
りの
近
(
ちか
)
くには、いづれも
見
(
み
)
すぼらしい
藁屋根
(
わらやね
)
や
瓦屋根
(
かはらやね
)
がごみごみと
狹苦
(
せまくる
)
しく
建
(
た
)
てこんで、
踏切
(
ふみき
)
り
番
(
ばん
)
が
振
(
ふ
)
るのであらう、
唯
(
ただ
)
一
旒
(
りう
)
のうす
白
(
しろ
)
い
旗
(
はた
)
が
懶
(
ものう
)
げに
暮色
(
ぼしよく
)
を
搖
(
ゆす
)
つてゐた。
蜜柑
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
旒(りう)の例文をもっと
(1作品)
見る
旒
漢検1級
部首:⽅
13画
“旒”を含む語句
一旒
幾旒
二旒
四旒
旒冕
旒旗
“旒”のふりがなが多い著者
吉川英治
犬田卯
小栗虫太郎
林不忘
菊池寛
有島武郎
佐々木味津三
国枝史郎
山本周五郎
坂口安吾