“幾旒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いくりゅう66.7%
いくすじ16.7%
いくながれ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の旗さし物には、まだ何のしるしもなかった。無地の赤旗が、幾旒いくりゅうか兵馬のあいだに立って、犬千代の茫然ぼうぜんたる眼の前を流れて行った。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
耳につくのは、幾旒いくすじもの——
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
回向院えこういん相撲すもう本門寺ほんもんじ御会式おえしきのように幾旒いくながれとなく長い旗を所々に植え付けた上に、世界万国の国旗をことごとく借りて来たくらい、なわから縄、つなから綱へわたしかけて、大きな空が
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)