“将卒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうそつ50.0%
つわもの50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きもをけした穴山あなやま一族の将卒しょうそつは、血眼ちまなこになって、草わけ、小川のへりをかけまわったが、もうどこにも一人の敵すら見あたらず、ただいちめんの秋草の波に、野分のわきの風がザアザアと渡るばかり。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
するとこの時山つづきの、横手の森から鬨の声が起こり、赤き旗三ながれひるがえり、七百あまりの将卒つわものが、騎馬、徒歩かちにて走り出して来た。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)