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馬鹿々々
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ばか/\
ふりがな文庫
“
馬鹿々々
(
ばか/\
)” の例文
れと云れて
女房
(
にようばう
)
は
頬
(
ほゝ
)
膨
(
ふく
)
らし女房が何で
邪魔
(
じやま
)
に
成
(
なる
)
お光殿もお光殿此
晝日中
(
ひるひなか
)
馬鹿々々
(
ばか/\
)
しいと口には
言
(
いは
)
ねどつん/\するを長助夫と見て取つて其方が氣を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
しかも
其
(
その
)
臆斷
(
おくだん
)
に、
腹
(
はら
)
の
中
(
なか
)
で
彽徊
(
ていくわい
)
する
事
(
こと
)
の
馬鹿々々
(
ばか/\
)
しいのに
氣
(
き
)
が
付
(
つ
)
いて、
消
(
け
)
し
忘
(
わす
)
れた
洋燈
(
らんぷ
)
を
漸
(
やうや
)
くふつと
吹
(
ふ
)
き
消
(
け
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
然
(
しか
)
し
其頃
(
そのころ
)
はもうさういふ
事
(
こと
)
で
他人
(
たにん
)
を
批難
(
ひなん
)
するのは
馬鹿々々
(
ばか/\
)
しいといふ
意見
(
いけん
)
を
持
(
も
)
つてゐる
學生
(
がくせい
)
の
方
(
かた
)
が
多
(
おほ
)
かつた。
桜と狆と愛国心:コスモポリタンの心理
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
平常
(
へいぜい
)
は
逢
(
あ
)
いたい
娘
(
むすめ
)
の
顏
(
かほ
)
も
見
(
み
)
ずに
居
(
ゐ
)
まする、
夫
(
そ
)
れをば
何
(
なん
)
の
馬鹿々々
(
ばか/\
)
しい
親
(
おや
)
なし
子
(
ご
)
でも
拾
(
ひろ
)
つて
行
(
い
)
つたやうに
大層
(
たいさう
)
らしい、
物
(
もの
)
が
出來
(
でき
)
るの
出來
(
でき
)
ぬのと
宜
(
よ
)
く
其樣
(
そん
)
な
口
(
くち
)
が
利
(
き
)
けた
物
(
もの
)
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
馬鹿々々
(
ばか/\
)
しい。
聞
(
き
)
いて
見
(
み
)
ると、
強盜
(
がうたう
)
が
徘徊
(
はいくわい
)
するといふので、
非常線
(
ひじやうせん
)
を
張
(
は
)
つて
居
(
ゐ
)
たのであつた。
探検実記 地中の秘密:05 深大寺の打石斧
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
▼ もっと見る
人
(
ひと
)
が
見
(
み
)
たらをかしからうし、お
聞
(
き
)
きになつても
馬鹿々々
(
ばか/\
)
しい。
湯どうふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
餘程
足
(
たら
)
ぬ生れ付にて下女仲間にても
馬鹿々々
(
ばか/\
)
とて遊びものにされる者あり吾助は思ふやう此女ならば
必定
(
ひつぢやう
)
我が言ことを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
けれども
彼
(
かれ
)
の
淋
(
さび
)
しみは、
彼
(
かれ
)
を
思
(
おも
)
ひ
切
(
き
)
つた
極端
(
きよくたん
)
に
驅
(
か
)
り
去
(
さ
)
る
程
(
ほど
)
に、
強烈
(
きやうれつ
)
の
程度
(
ていど
)
なものでないから、
彼
(
かれ
)
が
其所
(
そこ
)
迄
(
まで
)
猛進
(
まうしん
)
する
前
(
まへ
)
に、それも
馬鹿々々
(
ばか/\
)
しくなつて
已
(
や
)
めて
仕舞
(
しま
)
ふ。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
實
(
ほん
)
に
馬鹿々々
(
ばか/\
)
しいとつては
夫
(
そ
)
れほどの
事
(
こと
)
を
今日
(
けふ
)
が
日
(
ひ
)
まで
默
(
だま
)
つて
居
(
ゐ
)
るといふ
事
(
こと
)
が
有
(
あ
)
ります
物
(
もの
)
か、
餘
(
あんま
)
り
御前
(
おまへ
)
が
温順
(
おとな
)
し
過
(
すぎ
)
るから
我儘
(
がまん
)
がつのられたのであろ、
聞
(
き
)
いた
計
(
ばかり
)
でも
腹
(
はら
)
が
立
(
た
)
つ
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「
知
(
し
)
れたこツたわ。
馬鹿々々
(
ばか/\
)
しい。」
旅僧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
其
(
その
)
級友
(
きふいう
)
の
動作
(
どうさ
)
が
別
(
べつ
)
に
自分
(
じぶん
)
と
違
(
ちが
)
つた
所
(
ところ
)
もない
樣
(
やう
)
なのを
見
(
み
)
て、
彼
(
かれ
)
は
益
(
ます/\
)
馬鹿々々
(
ばか/\
)
しい
氣
(
き
)
を
起
(
おこ
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
鹿
常用漢字
小4
部首:⿅
11画
々
3画
々
3画
“馬鹿”で始まる語句
馬鹿
馬鹿気
馬鹿囃子
馬鹿野郎
馬鹿者
馬鹿馬鹿
馬鹿囃
馬鹿氣
馬鹿奴
馬鹿握