“ばか/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
馬鹿々々70.0%
愚々10.0%
莫迦々々10.0%
馬鹿〻〻10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかもその臆斷おくだんに、はらなか彽徊ていくわいすること馬鹿々々ばか/\しいのにいて、わすれた洋燈らんぷやうやくふつとした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
しか這麼心遣こんなこゝろづかひ事實じゝつおいても、普通ふつう論理ろんりおいてもかんがへてればじつ愚々ばか/\しい次第しだいで、拘引こういんされるだの、獄舍らうやつながれるなどこと良心りやうしんにさへやましいところいならばすこしも恐怖おそるるにらぬこと
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
やがてあいちやんは、何時いつになれば自分じぶんばんだか一かうわけわからぬ此麽こんな競技ゲームてゐるのが莫迦々々ばか/\しくなつてたので、それよりも自分じぶん針鼠はりねずみさがしにきました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
馬鹿〻〻ばか/\しいことだが、此の様な事もあつたかと思ふと、何程都の人〻が将門におびえたかといふことが窺知うかゞひしられる。菅公におびえ、将門に魘え、天神、明神は沢山に世にまつられてゐる。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)