“臆斷”の読み方と例文
新字:臆断
読み方割合
おくだん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗助(そうすけ)は此(この)臆斷(おくだん)を許(ゆる)すべき餘地(よち)が、安井(やすゐ)と御米(およね)の間(あひだ)に充分(じゆうぶん)存在(そんざい)し得(う)るだらう位(ぐらゐ)に考(かんが)へて、寐(ね)ながら可笑(をか)しく思(おも)つた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
しかも其(その)臆斷(おくだん)に、腹(はら)の中(なか)で彽徊(ていくわい)する事(こと)の馬鹿々々(ばか/\)しいのに氣(き)が付(つ)いて、消(け)し忘(わす)れた洋燈(らんぷ)を漸(やうや)くふつと吹(ふ)き消(け)した。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
それのみか床(とこ)に入(い)つてからは、妹(いもと)だと云(い)つて紹介(せうかい)された御米(およね)が、果(はた)して本當(ほんたう)の妹(いもと)であらうかと考(かんが)へ始(はじ)めた。安井(やすゐ)に問(と)ひ詰(つ)めない限(かぎ)り、此(この)疑(うたがひ)の解決(かいけつ)は容易(ようい)でなかつたけれども、臆斷(おくだん)はすぐ付(つ)いた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)