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順序
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じゅんじょ
ふりがな文庫
“
順序
(
じゅんじょ
)” の例文
あたりまえならば
姉
(
あね
)
が
王位
(
おうい
)
をつぐのが
順序
(
じゅんじょ
)
でありますから、
街
(
まち
)
の
人民
(
じんみん
)
は、なんといって、
反対
(
はんたい
)
すまいものでもなかったのであります。
黒い塔
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「いざ、こうしてひまどられては、かんじんな
試合
(
しあい
)
の
順序
(
じゅんじょ
)
がおくれるばかり。どうか、あれなる
咲耶子
(
さくやこ
)
は
縄
(
なわ
)
つきとして自分のほうへ渡されたい」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
人間
(
にんげん
)
何
(
なに
)
がつらいと
申
(
もう
)
しても、
親
(
おや
)
と
子
(
こ
)
とが
順序
(
じゅんじょ
)
をかえて
死
(
し
)
ぬるほど、つらいことはないように
思
(
おも
)
われます。
無論
(
むろん
)
私
(
わたくし
)
には
良人
(
おっと
)
に
対
(
たい
)
する
執着
(
しゅうじゃく
)
もございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「まず
順序
(
じゅんじょ
)
からいうが、ぼくらが第一番に
漂着
(
ひょうちゃく
)
した港は、船の名にちなんで、サクラ湾としたいと思うがどうだ」
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
花前
(
はなまえ
)
は、はいともいわない、わずかに目であいさつしてる。主人は家の
習慣
(
しゅうかん
)
とだいたいの
順序
(
じゅんじょ
)
とをつげて、これだけの
仕事
(
しごと
)
はおまえにまかせるからと
命
(
めい
)
じた。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
▼ もっと見る
うちわようのものをどんな
順序
(
じゅんじょ
)
で火の上でひっくりかえすか細かいところまでよく知っていた。
空気ポンプ
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
お二人はもはや、お年の上でも十分おひとり立ちで天下をお治めになることがおできになるので、
順序
(
じゅんじょ
)
からいって、お兄上の
意富祁王
(
おおけのみこ
)
が、まず第一にご
即位
(
そくい
)
になるのがほんとうでした。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
エヒミチは
初
(
はじめ
)
の一
分時
(
ぷんじ
)
は、
何
(
なん
)
の
意味
(
いみ
)
もなく
書物
(
しょもつ
)
と
離
(
はな
)
れ、ダリュシカと
麦酒
(
ビール
)
とに
別
(
わか
)
れて、二十
年来
(
ねんらい
)
定
(
さだ
)
まったその
生活
(
せいかつ
)
の
順序
(
じゅんじょ
)
を
破
(
やぶ
)
ると
云
(
い
)
うことは
出来
(
でき
)
なく
思
(
おも
)
うたが、また
深
(
ふか
)
く
思
(
おも
)
えば、
市役所
(
しやくしょ
)
でありしこと
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
成
(
なる
)
るべく
話
(
はなし
)
の
筋道
(
すじみち
)
が
通
(
とお
)
るよう、これからすべてを一と
纏
(
まと
)
めにして、
私
(
わたくし
)
が
長
(
なが
)
い
年月
(
としつき
)
の
間
(
あいだ
)
にやっとまとめ
上
(
あ
)
げた、
守護霊
(
しゅごれい
)
に
関
(
かん
)
するお
話
(
はなし
)
を
順序
(
じゅんじょ
)
よく
申上
(
もうしあ
)
げて
見
(
み
)
たいと
存
(
ぞん
)
じます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
下女はとんだことをしたと
悔
(
く
)
やんでいた。花前が
食事
(
しょくじ
)
も
水車的
(
すいしゃてき
)
でいつもおなじような
順序
(
じゅんじょ
)
をとる。自分のときめた
飯椀
(
めしわん
)
と
汁椀
(
しるわん
)
とは、かならず
番
(
ばん
)
ごと自分で洗って飯を
食
(
た
)
べる。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
その竹童のことは、話の
順序
(
じゅんじょ
)
なんで……じゃ、てッとり
早
(
ばや
)
く
本筋
(
ほんすじ
)
をもうしあげます。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ものの
順序
(
じゅんじょ
)
としてバクスターはまず川の右岸にテント小屋を建てることにした。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
先頭
(
せんとう
)
には、かわいらしいうさぎが、つぎにおおかみが、そして、
徳利
(
とくり
)
を
持
(
も
)
ったくまが、きつねが、りすが、という
順序
(
じゅんじょ
)
に、ちょうど、さるが、
岩
(
いわ
)
の
上
(
うえ
)
で
見
(
み
)
た、
天上
(
てんじょう
)
の
行列
(
ぎょうれつ
)
そのままであったのです。
深山の秋
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
さればとて、それが
話
(
はなし
)
の
順序
(
じゅんじょ
)
であれば、
無理
(
むり
)
に
省
(
はぶ
)
いて
仕舞
(
しま
)
う
訳
(
わけ
)
にもまいりませず、
本当
(
ほんとう
)
に
困
(
こま
)
って
居
(
い
)
るのでございまして……。ナニ
成
(
な
)
るべく
詳
(
くわ
)
しく
有
(
あ
)
りのままを
話
(
はな
)
せと
仰
(
お
)
っしゃるか。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
花前の働きぶりはほとんど
水車
(
すいしゃ
)
の
回転
(
かいてん
)
とちがわない。
時間
(
じかん
)
の
順序
(
じゅんじょ
)
といい、
仕事
(
しごと
)
の
進行
(
しんこう
)
といい、いかにも
機械的
(
きかいてき
)
である。
余分
(
よぶん
)
なことはすこしもしないかわりに、なすべきことはちょっとのゆるみもない。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
“順序”の意味
《名詞》
順序(じゅんじょ)
一定の基準や法則に従った並び。順番。
次第、すじみち、手順、段取り。
(数学) 集合 P 上で定義された二項関係 < が P の任意の元 a, b, c について以下を満たすとき、< を P の順序という。
(出典:Wiktionary)
順
常用漢字
小4
部首:⾴
12画
序
常用漢字
小5
部首:⼴
7画
“順”で始まる語句
順
順礼
順風耳
順々
順當
順風
順繰
順番
順道
順承