“順風耳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゅんぷうじ33.3%
はやみみ33.3%
はやみゝ16.7%
じゅんぷうに8.3%
じゆんぷうじ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ガラッ八の八五郎は生得の順風耳じゅんぷうじを働かせて、江戸中からこんな怪奇なニュースを嗅ぎ出して来ては、親分の平次の出馬をせがむのでした。
近所まで用事があって、暑くなる前に片付けるつもりで来たのが、フト順風耳はやみみに入った丸屋六兵衛殺しを、手柄にするつもりもなくのぞいたのです。
「エライ、さすがは順風耳はやみゝの八五郎だが、何んだつてそれを俺の耳には入れてくれなかつたんだ」
呑気なような、ほとんど端倪たんげいすべからざる、たとえばりょうのごとき否、むしろ大雨に就いて竜を黙想しつつありしがごとき、奇体なる人物は、渾名あだな外道げどうとなえて、名誉の順風耳じゅんぷうに
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ガラツ八の八五郎は生得の順風耳じゆんぷうじを働かせて、江戸中から斯んな怪奇なニユースを嗅ぎ出して來ては、親分の平次の出馬をせがむのでした。