“じゅんぷうじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
順風耳100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……このおやじの千里眼、順風耳じゅんぷうじのモノスゴサを今となって身ぶるいするほど思い知らされたものだが、しかしこの時には所謂いわゆる騎虎きこの勢いという奴だった。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
得意の順風耳じゅんぷうじ、千里眼を働かせて、半日で他の人の十日分ほど聴き込んだ材料ねたを、平次の気紛れで、闇から闇へ葬られそうでならなかったのです。
この貧乏な瘠せおやじが、天下無双の爆薬密売買とドン漁業通の上に、所謂、千里眼、順風耳じゅんぷうじの所有者だという事をこの時がこの時まで知らなかったんだからね。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)