順風耳はやみみ)” の例文
近所まで用事があって、暑くなる前に片付けるつもりで来たのが、フト順風耳はやみみに入った丸屋六兵衛殺しを、手柄にするつもりもなくのぞいたのです。
銭形平次のためには、順風耳はやみみの役目を勤めるこの男は、今度もまた大変なことを聴き出して来たのです。
江戸中に諜報ちょうほうの網を張っている順風耳はやみみの八五郎は、毎日下っ引が持ってくるおびただしい事件の中から、モノになりそうなのを一応調べて親分の銭形平次に報告するのです。
半九郎の身許前身を、得意の順風耳はやみみで聴き出して来るつもりでしょう。