順風耳じゅんぷうに)” の例文
呑気なような、ほとんど端倪たんげいすべからざる、たとえばりょうのごとき否、むしろ大雨に就いて竜を黙想しつつありしがごとき、奇体なる人物は、渾名あだな外道げどうとなえて、名誉の順風耳じゅんぷうに
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)