トップ
>
由
>
よつ
ふりがな文庫
“
由
(
よつ
)” の例文
自分は偶然の機会に
由
(
よつ
)
てモンマルトルに下宿して居る。其れが遊楽の街である事を知つたのは
巴里
(
パリイ
)
に着いて
後
(
のち
)
数日の事であつた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
その
上
(
うへ
)
個人
(
こじん
)
の
經濟状態
(
けいざいじやうたい
)
に
由
(
よつ
)
て
是非
(
ぜひ
)
なく
粗惡
(
そあく
)
な
食
(
しよく
)
で
我慢
(
がまん
)
せねばならぬ
人
(
ひと
)
もあり、
是非
(
ぜひ
)
なく
過量
(
くわりやう
)
の
美味
(
びみ
)
を
食
(
く
)
はねばならぬ
人
(
ひと
)
もある。
建築の本義
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
馬
(
うま
)
の
顏
(
かほ
)
を
斜
(
はす
)
に
見
(
み
)
た
處
(
ところ
)
で、
無論
(
むろん
)
少年
(
せうねん
)
の
手
(
て
)
には
餘
(
あま
)
る
畫題
(
ぐわだい
)
であるのを、
自分
(
じぶん
)
は
此
(
この
)
一
擧
(
きよ
)
に
由
(
よつ
)
て
是非
(
ぜひ
)
志村
(
しむら
)
に
打勝
(
うちかた
)
うといふ
意氣込
(
いきごみ
)
だから一
生懸命
(
しやうけんめい
)
、
學校
(
がくかう
)
から
宅
(
たく
)
に
歸
(
かへ
)
ると一
室
(
しつ
)
に
籠
(
こも
)
つて
書
(
か
)
く
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
附
(
つき
)
ものを
當
(
あて
)
にせずして、
本
(
もと
)
に
由
(
よつ
)
て
暦
(
こよみ
)
を
立
(
たつ
)
るは、
事柄
(
ことがら
)
に
於
(
おい
)
て
正
(
たゞ
)
しき
道
(
みち
)
といふべし。
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
何人
(
なんびと
)
も大半は婦人に
由
(
よつ
)
て教育せられるのであると云ふ一
事
(
じ
)
を見ても、婦人は男子と対等の生活を営み
得
(
う
)
る権利を
有
(
も
)
つて居るのは
明
(
あきら
)
かである。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
勿論
(
もちろん
)
この
問題
(
もんだい
)
は
專門家
(
せんもんか
)
に
由
(
よつ
)
て
飽迄
(
あくまで
)
も
研究
(
けんきう
)
されねばならぬのであるが。
我輩
(
わがはい
)
は、
茲
(
こゝ
)
には
深
(
ふか
)
い
哲學的議論
(
てつがくてきぎろん
)
には
立
(
た
)
ち
入
(
い
)
らないで、
極
(
きは
)
めて
通俗的
(
つうぞくてき
)
に
之
(
これ
)
に
關
(
くわん
)
する
感想
(
かんさう
)
の一
端
(
たん
)
を
述
(
の
)
べて
見
(
み
)
よう。
建築の本義
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
自分は
之
(
これ
)
に
由
(
よつ
)
て
艶冶
(
えんや
)
を
衒
(
てら
)
ふ
或
(
ある
)
階級の
巴里
(
パリイ
)
婦人を観察する事が出来ました。
併
(
しか
)
し
是
(
こ
)
れ等の仮装の天使が真の
仏蘭西
(
フランス
)
婦人の代表者で無い事は勿論である。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
偶
(
たま
)
には
激浪
(
げきらう
)
怒濤
(
どたう
)
もあつて
欲
(
ほ
)
しい、
惡風
(
あくふう
)
暴雨
(
ぼうう
)
もあつて
欲
(
ほ
)
しい、と
云
(
い
)
つて
我輩
(
わがはい
)
は
決
(
けつ
)
して
亂
(
らん
)
を
好
(
この
)
むのではない、
只
(
た
)
だ
空氣
(
くうき
)
が五
日
(
か
)
の
風
(
かぜ
)
に
由
(
よつ
)
て
掃除
(
さうぢ
)
され、十
日
(
か
)
の
雨
(
あめ
)
に
由
(
よつ
)
て
淨
(
きよ
)
められんことを
希
(
こひねが
)
ふのである。
建築の本義
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
“由”の意味
《名詞》
(よし)(古語・雅語)理由。
(よし)(古語・雅語)手段。
(よし)(古語・雅語・文書語)伝聞した内容。
(出典:Wiktionary)
由
常用漢字
小3
部首:⽥
5画
“由”を含む語句
理由
自由
由緒
由縁
不自由
由来
所由
因由
事由
由々
由井
御不自由
縁由
養由基
由々敷
来由
由旬
由井正雪
何不自由
由謂
...