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晝寢
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ひるね
ふりがな文庫
“
晝寢
(
ひるね
)” の例文
新字:
昼寝
麗
(
うらら
)
かな
春
(
はる
)
の
日永
(
ひなが
)
を、
穴
(
あな
)
から
這
(
は
)
ひだした
田螺
(
たにし
)
がたんぼで
晝寢
(
ひるね
)
をしてゐました。それを
鴉
(
からす
)
がみつけてやつて
來
(
き
)
ました。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
「何ツて、もう
晝寢
(
ひるね
)
をする時節でもないでせう。」と皮肉に謂ツて、「私、
些
(
ちよつ
)
と本郷まで行ツて來ますよ。」
昔の女
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
父
(
とう
)
さんが
幼少
(
ちひさ
)
な
時分
(
じぶん
)
に
晝寢
(
ひるね
)
をして
居
(
ゐ
)
ますと、どうかするとこの
蚋
(
ぶよ
)
に
食
(
く
)
はれることが
有
(
あ
)
りました。その
度
(
たび
)
に、お
前達
(
まへたち
)
の
祖父
(
おぢい
)
さんが
大
(
おほ
)
きな
掌
(
てのひら
)
で、
蚋
(
ぶよ
)
を
打
(
う
)
ち
懲
(
こら
)
して
呉
(
く
)
れました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
時
(
とき
)
もあらうに、
眞夏
(
まなつ
)
の
日盛
(
ひざかり
)
、
黒髮
(
くろかみ
)
かたしく
雪
(
ゆき
)
の
腕
(
かひな
)
、
徐大盡
(
じよだいじん
)
が
三度目
(
さんどめ
)
の
若
(
わか
)
き
妻
(
つま
)
、
絲
(
いと
)
をも
懸
(
か
)
けず、
晝寢
(
ひるね
)
をして
居
(
ゐ
)
た。(
白絹帳中皓體畢呈
(
はくけんちやうちうかうたいひつてい
)
。)とある、これは、
一息
(
ひといき
)
に
棒讀
(
ぼうよ
)
みの
方
(
はう
)
に
願
(
ねが
)
ふ。
画の裡
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
歸
(
かへ
)
れば
襟
(
ゑり
)
に
腮
(
あご
)
を
埋
(
うづ
)
めてしのびやかに
吐息
(
といき
)
をつく、
良人
(
おつと
)
の
不審
(
ふしん
)
を
立
(
た
)
つれば、
何
(
ど
)
うも
心
(
こゝろ
)
惡
(
わる
)
う
御座
(
ござ
)
んすからとて
食
(
しよく
)
もようは
喰
(
た
)
べられず、
晝寢
(
ひるね
)
がちに
氣不精
(
きぶせう
)
に
成
(
な
)
りて、
次第
(
しだい
)
に
顏
(
かほ
)
の
色
(
いろ
)
の
青
(
あほ
)
きを
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
新聞
(
しんぶん
)
や
雜誌等
(
ざつしなど
)
を
繰廣
(
くりひろ
)
げて
見
(
み
)
たが
何
(
なに
)
も
手
(
て
)
に
着
(
つ
)
かない、
寧
(
いつ
)
そ
晝寢
(
ひるね
)
せんか、
市街
(
まち
)
でも
散歩
(
さんぽ
)
せんかと、
思案
(
しあん
)
とり/″\
窓
(
まど
)
に
倚
(
よ
)
つて
眺
(
なが
)
めると、
眼下
(
がんか
)
に
瞰
(
み
)
おろす子ープルス
灣
(
わん
)
、
鏡
(
かゞみ
)
のやうな
海面
(
かいめん
)
に
泛
(
うか
)
んで、
出
(
で
)
る
船
(
ふね
)
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
樂
(
たの
)
しみは、
晝寢
(
ひるね
)
めざむる
枕
(
まくら
)
べに、こと/\と
湯
(
ゆ
)
の
沸
(
に
)
えてある
時
(
とき
)
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
ぬくぬくお
晝寢
(
ひるね
)
歌時計:童謡集
(旧字旧仮名)
/
水谷まさる
(著)
嗚呼
(
をこ
)
なる
哉
(
かな
)
、
吾等
(
われら
)
晝寢
(
ひるね
)
してもあるべきを、かくてつれ/″\を
過
(
すご
)
すにこそ。
逗子だより
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
晝寢
(
ひるね
)
をしてゐた
友
(
とも
)
だちはびつくりして
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
晝
部首:⽇
11画
寢
部首:⼧
14画
“晝”で始まる語句
晝
晝間
晝夜
晝食
晝飯
晝餐
晝過
晝餉
晝三
晝頃