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人骨
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じんこつ
ふりがな文庫
“
人骨
(
じんこつ
)” の例文
これはたいてい
赤貝
(
あかがひ
)
の
類
(
るい
)
の
貝殼
(
かひがら
)
を
刳
(
ゑぐ
)
り
拔
(
ぬ
)
き、その
周圍
(
しゆうい
)
ばかりを
殘
(
のこ
)
して
前腕
(
まへうで
)
にはめ
込
(
こ
)
むでのでありまして、
石器時代
(
せつきじだい
)
の
墓場
(
はかば
)
から
出
(
で
)
る
人骨
(
じんこつ
)
に
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
これくらい長い間熱すると、人間の肉や皮は燃えおち、
人骨
(
じんこつ
)
さえ、もう形をとどめず、ばらばらとなって、一つかみの
石灰
(
いしばい
)
としか見えなくなる。
大使館の始末機関:――金博士シリーズ・7――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
遺骨
(
ゐこつ
)
は三四
體
(
たい
)
、
合葬
(
がつそう
)
した
形跡
(
けいせき
)
がある。
其所
(
そこ
)
にも
此所
(
こゝ
)
にも
人骨
(
じんこつ
)
が
横
(
よこた
)
はつて
居
(
ゐ
)
るが、
多年
(
たねん
)
泥水
(
どろみづ
)
に
浸
(
した
)
されて
居
(
ゐ
)
たので、
手
(
て
)
に
觸
(
ふ
)
れると
宛然
(
まるで
)
泥
(
どろ
)
の
如
(
ごど
)
く、
形
(
かたち
)
を
全
(
まつた
)
く
取上
(
とりあ
)
げる
事
(
こと
)
は
出來
(
でき
)
ぬ。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
死亡者は
如何
(
ゐか
)
に
取扱
(
とりあつか
)
ひしか、
普通
(
ふつう
)
の塲合は反つて知り難けれど、死者中の或る者を食ふ
風習
(
ふうしふ
)
の有りし事は、
貝殼
(
かいがら
)
、獸骨、等に混じて破碎せる
人骨
(
じんこつ
)
の遺れるに由りて知るを得るなり。(第四回參照)
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
捜査は、とくに針目博士の
安否
(
あんぴ
)
に
重点
(
じゅうてん
)
をおいておこなわれたが、前にのべたように博士のすがたは発見できなかった。また
人骨
(
じんこつ
)
の
一片
(
いっぺん
)
すら見あたらなかった。
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
それは
石
(
いし
)
の
環
(
かん
)
の
一方
(
いつぽう
)
が
缺
(
か
)
けたような
形
(
かたち
)
のものや、
鼓
(
つゞみ
)
の
形
(
かたち
)
をした
土製品
(
どせいひん
)
で、
前
(
まへ
)
に
申
(
まを
)
した
石器時代
(
せつきじだい
)
の
墓場
(
はかば
)
から、よく
人骨
(
じんこつ
)
の
耳
(
みゝ
)
のあたりで
發見
(
はつけん
)
されるのであります。(
第四十一圖
(
だいしじゆういちず
)
)
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
其代
(
そのかは
)
りに
奧壁
(
おくかべ
)
から一
尺
(
しやく
)
二
寸
(
ずん
)
隔
(
へたて
)
て、一
列
(
れつ
)
に
石
(
いし
)
が
並
(
なら
)
べてあり、それから三
尺
(
じやく
)
を
隔
(
へだて
)
て、
又
(
また
)
第
(
だい
)
二
列
(
れつ
)
の
石
(
いし
)
が
列
(
なら
)
べてある。
其間
(
そのあひだ
)
に、
人骨
(
じんこつ
)
の
腐蝕
(
ふしよく
)
したのが二三
體
(
たい
)
泥
(
どろ
)
の
如
(
ごど
)
くなつて
横
(
よこた
)
はつて
居
(
ゐ
)
る。
鐵鏃
(
てつぞく
)
がある。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
「これア大変なものが見える。大川さん。火床の中に、
人骨
(
じんこつ
)
らしいものが散らばっていますぜ?」
蠅男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
この
石器時代
(
せつきじだい
)
の
墓
(
はか
)
から
出
(
で
)
た
人骨
(
じんこつ
)
を
調
(
しら
)
べますと、
今日
(
こんにち
)
北海道
(
ほつかいどう
)
に
遺
(
のこ
)
つてゐるアイヌに
似
(
に
)
た
性質
(
せいしつ
)
の
骨
(
ほね
)
もありますが、またむしろ
今日
(
こんにち
)
の
日本人
(
につぽんじん
)
に
近
(
ちか
)
く、アイヌとは
大分
(
だいぶ
)
違
(
ちが
)
つた
骨
(
ほね
)
もありますので
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
發見
(
はつけん
)
したのは、
明治
(
めいぢ
)
四十
年
(
ねん
)
四
月
(
ぐわつ
)
の四
日
(
か
)
で、それは
埋立工事
(
うめたてこうじ
)
に
用
(
もち
)
ゐる
爲
(
ため
)
に、
山
(
やま
)
の
土
(
つち
)
を
土方
(
どかた
)
が
掘取
(
ほりと
)
らうとして、
偶然
(
ぐうぜん
)
に
其怪窟
(
そのくわいくつ
)
を
掘當
(
ほりあ
)
てたのであるが、
窟
(
いはや
)
の
中
(
なか
)
から
人骨
(
じんこつ
)
や
武器
(
ぶき
)
や
玉類
(
たまるゐ
)
や
土器等
(
どきなど
)
が
出
(
で
)
たので
以
(
もつ
)
て
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
第二に、もしそんなことがあったとしても、
人骨
(
じんこつ
)
ばかりにするというようなひどい殺し方をやる者が、われわれ仲間にあろうとは信じられない。しかも昨日の今日のことだからね
幽霊船の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
満足な身体をもった人間は、ただの一人も艇内に発見されなかったけれど、千切れた腕や脚や、そのほかたしかに
人骨
(
じんこつ
)
と思われるものが血にまみれて、艇内におびただしくちらばっていた。
幽霊船の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
正吉は、
人骨
(
じんこつ
)
にもなれ、こわごわながら、そばへよって人骨をながめた。
三十年後の世界
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
しばらく行くと、一行は、岩根に、おびただしい
人骨
(
じんこつ
)
を発見した。
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“人骨”の意味
《名詞》
人骨(じんこつ)
人の骨。
(出典:Wiktionary)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
骨
常用漢字
小6
部首:⾻
10画
“人”で始まる語句
人
人間
人々
人気
人形
人数
人魂
人力車
人影
人目