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じようだん
ふりがな文庫
“
串談
(
じようだん
)” の例文
いや
串談
(
じようだん
)
ではなし
札幌
(
さつぽろ
)
の
病院長
(
びようゐんちやう
)
に
任
(
にん
)
じられて
都合次第
(
つがふしだい
)
明日
(
あす
)
にも
出立
(
しゆつたつ
)
せねばならず、
尤
(
もつと
)
も
突然
(
だしぬけ
)
といふではなく
斯
(
か
)
うとは
大底
(
たいてい
)
しれて
居
(
お
)
りしが
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「ご挨拶ね。然し
串談
(
じようだん
)
は止してほんとに寄つていらつしやいよ。ね好いんでせう。」
静物
(新字旧仮名)
/
十一谷義三郎
(著)
串談
(
じようだん
)
はぬきにして結城さん貴君に隠くしたとて仕方がないから
申
(
まをし
)
ますが町内で少しは
巾
(
はば
)
もあつた蒲団やの源七といふ人
にごりえ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
串談
(
じようだん
)
はぬきにして
結城
(
ゆふき
)
さん
貴君
(
あなた
)
に
隱
(
か
)
くしたとて
仕方
(
しかた
)
がないから
申
(
まをし
)
ますが
町内
(
ちやうない
)
で
少
(
すこ
)
しは
巾
(
はゞ
)
もあつた
蒲團
(
ふとん
)
やの
源
(
げん
)
七といふ
人
(
ひと
)
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
さる
子細
(
しさい
)
あればこそ
此處
(
こゝ
)
の
流
(
なが
)
れに
落
(
おち
)
こんで
嘘
(
うそ
)
のありたけ
串談
(
じようだん
)
に
其日
(
そのひ
)
を
送
(
おく
)
つて
情
(
なさけ
)
は
吉野紙
(
よしのがみ
)
の
薄物
(
うすもの
)
に、
螢
(
ほたる
)
の
光
(
ひかり
)
ぴつかりとする
斗
(
ばかり
)
、
人
(
ひと
)
の
涕
(
なみだ
)
は百
年
(
ねん
)
も
我
(
が
)
まんして
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
私はくら
暗
(
やみ
)
の谷へ突落されたやうに暖かい日の影といふを見た事が御座りませぬ、はじめの中は何か
串談
(
じようだん
)
に
態
(
わざ
)
とらしく
邪慳
(
じやけん
)
に遊ばすのと思ふてをりましたけれど
十三夜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
私
(
わたし
)
はくら
暗
(
やみ
)
の
谷
(
たに
)
へ
突落
(
つきおと
)
されたやうに
暖
(
あたゝ
)
かい
日
(
ひ
)
の
影
(
かげ
)
といふを
見
(
み
)
た
事
(
こと
)
が
御座
(
ござ
)
りませぬ、はじめの
中
(
うち
)
は
何
(
なに
)
か
串談
(
じようだん
)
に
態
(
わざ
)
とらしく
邪慳
(
じやけん
)
に
遊
(
あそ
)
ばすのと
思
(
おも
)
ふて
居
(
を
)
りましたけれど
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
人数
(
にんず
)
はさのみ変らねどあの子が見えねば大人までも寂しい、馬鹿さわぎもせねば
串談
(
じようだん
)
も三ちやんの様では無けれど、人好きのするは金持の息子さんに
珎
(
めづ
)
らしい愛敬
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ともかく喜んでおくれ悪るい事では無いからと言ふに、本当か、本当か、と吉は
呆
(
あき
)
れて、嘘では無いか
串談
(
じようだん
)
では無いか、そんな事を言つておどかしてくれなくても
宜
(
い
)
い
わかれ道
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
何にしろ菊の井は大損であらう、かの子には
結搆
(
けつこう
)
な旦那がついた
筈
(
はづ
)
、取にがしては残念であらうと人の
愁
(
うれ
)
ひを
串談
(
じようだん
)
に思ふものもあり、諸説みだれて取止めたる事なけれど
にごりえ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
取
(
とり
)
にがしては
殘念
(
ざんねん
)
であらうと
人
(
ひと
)
の
愁
(
うれ
)
ひを
串談
(
じようだん
)
に
思
(
おも
)
ふものもあり、
諸説
(
しよせつ
)
みだれて
取止
(
とりと
)
めたる
事
(
こと
)
なけれど、
恨
(
うらみ
)
は
長
(
なが
)
し
人魂
(
ひとだま
)
か
何
(
なに
)
かしらず
筋
(
すぢ
)
を
引
(
ひ
)
く
光
(
ひか
)
り
物
(
もの
)
のお
寺
(
てら
)
の
山
(
やま
)
といふ
小高
(
こだか
)
き
處
(
ところ
)
より
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ましてやこの大島田に折ふしは
時好
(
じこう
)
の
花簪
(
はなかんざし
)
さしひらめかしてお客を
捉
(
と
)
らへて
串談
(
じようだん
)
いふ処を聞かば子心には悲しくも思ふべし、去年あひたる時今は
駒形
(
こまかた
)
の
蝋燭
(
ろうそく
)
やに奉公してゐまする
にごりえ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
腰に尺八の
伊達
(
だて
)
はなけれど、何とやら
厳
(
いか
)
めしき名の親分が
手下
(
てか
)
につきて、
揃
(
そろ
)
ひの手ぬぐひ
長提燈
(
ながでうちん
)
、
賽
(
さい
)
ころ振る事おぼえぬうちは
素見
(
ひやかし
)
の
格子先
(
かうしさき
)
に思ひ切つての
串談
(
じようだん
)
も言ひがたしとや
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
何
(
なん
)
とやら
嚴
(
いか
)
めしき
名
(
な
)
の
親分
(
おやぶん
)
が
手下
(
てか
)
につきて、
揃
(
そろ
)
ひの
手
(
て
)
ぬぐひ
長提燈
(
ながてうちん
)
、
賽
(
さい
)
ころ
振
(
ふ
)
る
事
(
こと
)
おぼえぬうちは
素見
(
ひやかし
)
の
格子先
(
かうしさき
)
に
思
(
おも
)
ひ
切
(
き
)
つての
串談
(
じようだん
)
も
言
(
い
)
ひがたしとや、
眞面目
(
まじめ
)
につとむる
我
(
わ
)
が
家業
(
かげう
)
は
晝
(
ひる
)
のうちばかり
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
串
常用漢字
中学
部首:⼁
7画
談
常用漢字
小3
部首:⾔
15画
“串”で始まる語句
串戯
串
串刺
串戲
串柿
串焼
串本
串魚
串差
串崎