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龜
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かめ
ふりがな文庫
“
龜
(
かめ
)” の例文
新字:
亀
『
其
(
そ
)
の
先生
(
せんせい
)
が
私
(
わたし
)
どもに
教
(
をし
)
へたから、
其
(
そ
)
の
先生
(
せんせい
)
を
龜
(
かめ
)
ノ
子
(
こ
)
先生
(
せんせい
)
ッて
呼
(
よ
)
んだのさ』と
海龜
(
うみがめ
)
は
腹立
(
はらだゝ
)
しげに
云
(
い
)
つて、『
眞個
(
ほんとう
)
にお
前
(
まへ
)
は
鈍物
(
どん
)
だね!』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
「でも、この秋という字がわたしはすこし気に入らん。
禾
(
のぎ
)
へんがくずして書いてあって、それにつくりが
龜
(
かめ
)
でしょう。」
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
鶴
(
つる
)
千年
(
せんねん
)
龜
(
かめ
)
萬年
(
まんねん
)
人間
(
にんげん
)
常住
(
じやうぢう
)
いつも
月夜
(
つきよ
)
に
米
(
こめ
)
の
飯
(
めし
)
ならんを
願
(
ねが
)
ひ
假
(
かり
)
にも
無常
(
むじやう
)
を
觀
(
くわん
)
ずるなかれとは
大福
(
だいふく
)
長者
(
ちやうじや
)
と
成
(
な
)
るべき
人
(
ひと
)
の
肝心
(
かんじん
)
肝要
(
かんえう
)
かなめ
石
(
いし
)
の
固
(
かた
)
く
執
(
と
)
つて
動
(
うご
)
かぬ
所
(
ところ
)
なりとか
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「さう言へばお松はどうなつたでせう。すつぽんでも
龜
(
かめ
)
の子でも縛られちや可哀想ぢやありませんか」
銭形平次捕物控:139 父の遺書
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
駿府
(
すんぷ
)
で徳川家康の亡くなつた元和二年に、黒田家では長政の三女
龜
(
かめ
)
が生れた。八年に將軍秀忠が久松甲斐守忠良の娘の十七歳になるのを、養女にして忠之の
許
(
もと
)
へ
嫁
(
とつ
)
がせた。
栗山大膳
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
然
(
しか
)
し
骨董
(
こつとう
)
と
名
(
な
)
のつく
程
(
ほど
)
のものは、
一
(
ひと
)
つもない
樣
(
やう
)
であつた。ひとり
何
(
なん
)
とも
知
(
し
)
れぬ
大
(
おほ
)
きな
龜
(
かめ
)
の
甲
(
かふ
)
が、
眞向
(
まむかふ
)
に
釣
(
つ
)
るしてあつて、
其下
(
そのした
)
から
長
(
なが
)
い
黄
(
き
)
ばんだ
拂子
(
ほつす
)
が
尻尾
(
しつぽ
)
の
樣
(
やう
)
に
出
(
で
)
てゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
生
(
うま
)
れて
初
(
はじ
)
めて『
惡
(
わる
)
い』といふ
事
(
こと
)
をほんたうに
知
(
し
)
つた、
自分
(
じぶん
)
で
惡
(
わる
)
いと
思
(
おも
)
ひながら
復
(
ま
)
た
棒
(
ぼう
)
を
振上
(
ふりあ
)
げ/\して
龜
(
かめ
)
の
子
(
こ
)
を
打
(
う
)
つのに
夢中
(
むちう
)
になつてしまつた、あんな
心持
(
こゝろもち
)
は
初
(
はじ
)
めてだ
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
校長先生
(
かうちやうせんせい
)
は
年老
(
としと
)
つた
海龜
(
うみがめ
)
でした——
私
(
わたし
)
どもは
其
(
そ
)
の
先生
(
せんせい
)
を
龜
(
かめ
)
ノ
子
(
こ
)
先生
(
せんせい
)
と
呼
(
よ
)
び
慣
(
な
)
らしてゐました。——
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
彌太八は恐る/\入つて來て平次と八五郎の呑んでゐる後に、
龜
(
かめ
)
の子のやうに首を縮めました。
銭形平次捕物控:265 美しき鎌いたち
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
机
(
つくえ
)
は
有
(
あ
)
りふれの
白木作
(
しらきづく
)
りに
白天竺
(
しろてんぢく
)
をかけて、
勸工塲
(
くわんこうば
)
ものゝ
筆立
(
ふでた
)
てに
晋唐小楷
(
しんとうしようかい
)
の、
栗鼠毛
(
りつそもう
)
の、ペンも
洋刀
(
ないふ
)
も一ツに
入
(
い
)
れて、
首
(
くび
)
の
缺
(
か
)
けた
龜
(
かめ
)
の
子
(
こ
)
の
水入
(
みづい
)
れに、
赤墨汁
(
あかいんき
)
の
瓶
(
びん
)
がおし
並
(
なら
)
び
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
『
何故
(
なぜ
)
龜
(
かめ
)
ノ
子
(
こ
)
先生
(
せんせい
)
ッて
呼
(
よ
)
んだの、
然
(
さ
)
うでないものを?』と
愛
(
あい
)
ちやんが
尋
(
たづ
)
ねました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
その
亞米利加人
(
あめりかじん
)
がまだ
子供
(
こども
)
の
時分
(
じぶん
)
に
龜
(
かめ
)
の
子
(
こ
)
を
打
(
う
)
つた
話
(
はなし
)
を
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
します。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
八五郎は
龜
(
かめ
)
の子のやうに頭を引つ込めました。
銭形平次捕物控:164 幽霊の手紙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
龜
部首:⿔
16画
“龜”を含む語句
龜裂
龜鑑
丸龜
龜戸
泥龜
海龜
鶴龜々々
黒龜橋
龜鼈
龜藏
龜甲琴
龜甲形
龜甲屋
龜甲
龜清
龜屋徳右衞門
龜屋
鶴龜燭臺
鶴龜
遠山龜右衞門
...