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騷々
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さう/″\
ふりがな文庫
“
騷々
(
さう/″\
)” の例文
新字:
騒々
「
騷々
(
さう/″\
)
し過ぎます、グレイス。」とフェアファックス夫人は云つた。「
吩咐
(
いひつけ
)
を守るんですよ。」グレイスは、
默
(
だま
)
つてお辭儀して、這入つていつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
……
話
(
はなし
)
が
騷々
(
さう/″\
)
しい。……
些
(
ち
)
と
靜
(
しづか
)
にしよう。それでなくてさへのぼせて
不可
(
いけな
)
い。あゝ、しかし
陰氣
(
いんき
)
に
成
(
な
)
ると
氣
(
き
)
が
滅入
(
めい
)
る。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
り世間も何だか
騷々
(
さう/″\
)
しく本も
讀
(
よん
)
でも身に成ませねば
二更
(
よつ
)
でも打て親父が寢てから
密
(
そつ
)
と忍んでゆき
御本
(
ごほん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
それに
大概
(
たいがい
)
腕
(
うで
)
よりもより
以上
(
いじやう
)
に
口
(
くち
)
の
達者
(
たつしや
)
な
面面
(
めんめん
)
が
多
(
おほ
)
いのだからその
騷々
(
さう/″\
)
しさも
以
(
もつ
)
て
察
(
さつ
)
すべきである。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
翌日
(
よくじつ
)
は
雨
(
あめ
)
、
朝
(
あさ
)
からしよぼ/\と
降
(
ふ
)
つて
陰鬱
(
いんうつ
)
極
(
きは
)
まる
天氣
(
てんき
)
。
溪流
(
けいりう
)
の
水
(
みづ
)
増
(
ま
)
してザア/\と
騷々
(
さう/″\
)
しいこと
非常
(
ひじやう
)
。
晝飯
(
ひるめし
)
に
宿
(
やど
)
の
娘
(
むすめ
)
が
給仕
(
きふじ
)
に
來
(
き
)
て、
僕
(
ぼく
)
の
顏
(
かほ
)
を
見
(
み
)
て
笑
(
わら
)
ふから、
僕
(
ぼく
)
も
笑
(
わら
)
はざるを
得
(
え
)
ない。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
正午頃
(
まひるごろ
)
の
大
(
だい
)
ホテル、
秋冷
(
あきひやゝ
)
かに
寂
(
しん
)
とした
中
(
なか
)
へ、
此
(
こ
)
の
騷々
(
さう/″\
)
しさ。
病人
(
びやうにん
)
の
主人
(
しゆじん
)
、フト
窓
(
まど
)
から
下
(
した
)
を
覗
(
のぞ
)
くと、
急
(
きふ
)
に
眉
(
まゆ
)
を
顰
(
ひそ
)
めて
人参
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
授業が終つたので、既に
騷々
(
さう/″\
)
しくなりかけてゐたのであつたが、彼女の聲で靜まつた。彼女は續けて云つた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
致させ
裏手
(
うらて
)
の
明
(
あき
)
長屋
(
ながや
)
へ入られ
凡
(
およ
)
そ
二時
(
ふたとき
)
餘
(
あま
)
り過て又
白洲
(
しらす
)
へ呼出されいまだ考へ出ずば又明日出よ尤も其方の
宅
(
たく
)
は終日客も入來り
騷々
(
さう/″\
)
しからんにより日々奉行所へ
出
(
いで
)
明長屋にて思ひ出す
迄
(
まで
)
考
(
かんが
)
ふべしと申
渡
(
わた
)
され一同
下
(
さげ
)
られしかば三郎兵衞は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
しかし、靜かな物さびしい氣のする丘であつた。さうして、
騷々
(
さう/″\
)
しいミルコオト地方のこんな近くにあらうとも思はなかつた靜かな地域で、ソーンフィールドを
圍
(
かこ
)
んでゐるやうに見えた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
……
何
(
ど
)
うでえ、
昨夜
(
ゆうべ
)
の、あの
椋鳥
(
むくどり
)
の
畜生
(
ちくしやう
)
の
騷
(
さわ
)
ぎ
方
(
かた
)
は——ぎやあ/\、きい/\、ばた/\、ざツ/\、
騷々
(
さう/″\
)
しくつて、
騷々
(
さう/″\
)
しくつて。……
俺等
(
おいら
)
晝間
(
ひるま
)
疲
(
つか
)
れて
居
(
ゐ
)
るのに、からつきし
寢
(
ね
)
られやしねえ。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
殺さぬと
云張
(
いひはる
)
かハテ知たことよ身に覺えのなきことは
何處迄
(
どこまで
)
も此の段右衞門は覺えなしサと
云
(
いふ
)
にお文は夫なら是程
慥
(
たしか
)
な
證據
(
しようこ
)
が有ても
知
(
しら
)
ぬと云か段右衞門アヽ
騷々
(
さう/″\
)
しい女
如
(
ごと
)
きが口で云ふ事は
證據
(
しようこ
)
に成者か
爾
(
おの
)
れは取
逆上
(
のぼせ
)
亂心
(
らんしん
)
して居るな
但
(
たゞし
)
は
熱
(
ねつ
)
の
上言
(
うはごと
)
か
未練
(
みれん
)
な
僞
(
いつは
)
りを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
(
騷々
(
さう/″\
)
しい!……
急病人
(
きふびやうにん
)
があるんだ、
去
(
い
)
つて
下
(
くだ
)
さい。)
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
町内
(
ちやうない
)
一
(
いつ
)
ぱいのえらい
人出
(
ひとで
)
だ、
何
(
なん
)
につけても
騷々
(
さう/″\
)
しい。
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
騷
部首:⾺
20画
々
3画
“騷々”で始まる語句
騷々敷