トップ
>
期待
>
きたい
ふりがな文庫
“
期待
(
きたい
)” の例文
忽
(
たちま
)
ち、
縣下
(
けんか
)
豐岡川
(
とよをかがは
)
の
治水工事
(
ちすゐこうじ
)
、
第一期
(
だいいつき
)
六百萬圓
(
ろつぴやくまんゑん
)
也
(
なり
)
、と
胸
(
むね
)
を
反
(
そ
)
らしたから、
一
(
ひと
)
すくみに
成
(
な
)
つて、
内々
(
ない/\
)
期待
(
きたい
)
した
狐狸
(
きつねたぬき
)
どころの
沙汰
(
さた
)
でない。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
造物主から受けた
功徳
(
くどく
)
に、利息をつけて後代に伝える責任を、子供に
期待
(
きたい
)
することは愚なことかも知れないが、事実そんな期待をいだいている。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
だがおれは
期待
(
きたい
)
する、
他
(
た
)
の
多
(
おほ
)
くのお
前
(
まへ
)
の
仲間
(
なかま
)
は、やがて
銃
(
じう
)
を×
(20)
に×
(21)
ひ、
剣
(
けん
)
を
後
(
うしろ
)
に×
(22)
へ
生ける銃架:――満洲駐屯軍兵卒に――
(新字旧仮名)
/
槙村浩
(著)
叔父
(
をぢ
)
の
賣
(
う
)
り
拂
(
はら
)
つたと
云
(
い
)
ふ
地面
(
ぢめん
)
家作
(
かさく
)
に
就
(
つ
)
いても、
固
(
もと
)
より
多
(
おほ
)
くの
期待
(
きたい
)
は
持
(
も
)
つてゐなかつた。
時々
(
とき/″\
)
考
(
かんが
)
へ
出
(
だ
)
した
樣
(
やう
)
に
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
期待
(
きたい
)
して
居
(
ゐ
)
た
或
(
ある
)
物
(
もの
)
を
俄
(
にはか
)
に
奪
(
うば
)
ひ
去
(
さ
)
られた
樣
(
やう
)
な
絶望
(
ぜつばう
)
とが
混淆
(
こんかう
)
し
紛糾
(
ふんきう
)
した
自暴自棄
(
やけ
)
の
態度
(
たいど
)
を
以
(
もつ
)
ておつぎを
責
(
せ
)
めた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
それは宜いとして叔母さんの八五郎に對する
期待
(
きたい
)
は、かくの如く重大だつたのです。
銭形平次捕物控:305 美しき獲物
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
四年もいた小林先生のあとなので、子どもたちの
好奇心
(
こうきしん
)
はわくわくしていた。小林先生と別れてからも、みんなはまた、こんどくる先生の姿を前方に
期待
(
きたい
)
しながら、作戦をこらした。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
しかし、
北
(
きた
)
の
方
(
ほう
)
の
王
(
おう
)
さまは、なんとなく、それほどの
期待
(
きたい
)
をされていませんでした。
珍しい酒もり
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
場面の變化が、希望の世界を開いて、私の才能がいつせいに動きだしてくるやうに思へた。それが
期待
(
きたい
)
してゐることを、明白にすることは出來なかつたけれども、何かしら樂しかつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
そして、
奧
(
おく
)
さんの
熱
(
ねつ
)
心な
賛成
(
さんせい
)
を
得
(
え
)
た上で、
苦
(
くる
)
しい内から
漸
(
やうや
)
く工
面
(
めん
)
して、
非常
(
ひじやう
)
な
期待
(
きたい
)
とともに
買
(
か
)
ひ
求
(
もと
)
めたのが、ちの一万二千三百七十五
号
(
がう
)
といふたつた一
枚
(
まい
)
の、その△△
債劵
(
さいけん
)
なのであつた。
夢
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
又
(
また
)
それがこの
道
(
みち
)
にたずさわる
方々
(
かたがた
)
の
私
(
わたくし
)
に
期待
(
きたい
)
されるところかと
存
(
ぞん
)
じます。むろん
精神
(
せいしん
)
を
統一
(
とういつ
)
して
凝乎
(
じっ
)
と
深
(
ふか
)
く
考
(
かんが
)
え
込
(
こ
)
めば、どんな
昔
(
むかし
)
の
事柄
(
ことがら
)
でもはっきり
想
(
おも
)
い
出
(
だ
)
すことができないではありませぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
少
(
すくな
)
くもそのような
結果
(
けつか
)
になるように
期待
(
きたい
)
してゐるものである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
大衆
(
たいしゅう
)
はみなこの二日目に、多大な
期待
(
きたい
)
をかけていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
其
(
そ
)
の
計畫
(
けいくわく
)
も
抱負
(
ほうふ
)
も
期待
(
きたい
)
も
大
(
たい
)
したものであツた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
と、にわかに空気をかえて、つぎの試合を
期待
(
きたい
)
した。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“期待”の解説
期待(きたい、英:expectation)とは、何らかのことが実現するだろう、と望みつつ待つこと。また、当てにして待つこと。
期待する気持ちのことは「期待感」と言う。期待どおりにならないことを「期待外れ」と言う。
ブリタニカ国際百科事典には、過去の経験あるいは現在の状況に基づき、ある現象や事件などが発生することを待ち続ける状態、行動の準備状態の一種で、大抵の場合は情緒的な緊張をもつ、とする説明文が掲載されている。
(出典:Wikipedia)
期
常用漢字
小3
部首:⽉
12画
待
常用漢字
小3
部首:⼻
9画
“期”で始まる語句
期
期間
期限
期節
期日
期約
期劃
期図
期定
期届