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山岳
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さんがく
ふりがな文庫
“
山岳
(
さんがく
)” の例文
旧字:
山嶽
忽
(
たちま
)
ち
山岳
(
さんがく
)
鳴動
(
めいどう
)
し、
黒烟
(
こくゑん
)
朦朧
(
もうろう
)
と
立昇
(
たちのぼ
)
る、
其
(
その
)
黒烟
(
こくゑん
)
の
絶間
(
たえま
)
に
眺
(
なが
)
めると、
猛狒
(
ゴリラ
)
は
三頭
(
さんとう
)
共
(
とも
)
微塵
(
みじん
)
になつて
碎
(
くだ
)
け
死
(
し
)
んだ、
獅子
(
しゝ
)
も
大半
(
たいはん
)
は
打斃
(
うちたを
)
れた、
途端
(
とたん
)
に
水兵
(
すいへい
)
が
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
すべてスポーツにかんするもので、ちょうど
盛夏
(
せいか
)
も
近
(
ちか
)
づいたから、
山岳
(
さんがく
)
の
風景
(
ふうけい
)
や、
溪谷
(
けいこく
)
、
海洋
(
かいよう
)
のけしきなどが、
目
(
め
)
にもしたしまれたのであります。
考えこじき
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
考えていたより何百倍か大きいものであった。月面は青白く輝き、くっきり黒い影でふちをとられた
山岳
(
さんがく
)
や
谿谷
(
けいこく
)
が手にとるようにありありと見えた。
宇宙尖兵
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
物
(
もの
)
に
魂
(
たましひ
)
があるとの
想像
(
さうざう
)
は
昔
(
むかし
)
からあるので、
大
(
だい
)
は
山岳
(
さんがく
)
河海
(
かかい
)
より、
小
(
せう
)
は一
本
(
ぽん
)
の
草
(
くさ
)
、一
朶
(
だ
)
の
花
(
はな
)
にも
皆
(
みな
)
魂
(
たましひ
)
ありと
想像
(
さう/″\
)
した。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
強
(
あなが
)
ち
人丸
(
ひとまろ
)
・
赤人
(
あかひと
)
の
余唾
(
よだ
)
を
舐
(
ねぶ
)
るでもなく、
固
(
もと
)
より
貫之
(
つらゆき
)
・
定家
(
ていか
)
の
糟粕
(
そうはく
)
をしやぶるでもなく、自己の本領
屹然
(
きつぜん
)
として
山岳
(
さんがく
)
と高きを争ひ日月と光を競ふ処、実に
畏
(
おそ
)
るべく尊むべく
歌よみに与ふる書
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
▼ もっと見る
そしていつも
山岳
(
さんがく
)
や草原に
露営
(
ろえい
)
の生活をして、野生動物を深く観察し、りっぱな動物物語をたくさんあらわしました。この『
狼
(
おおかみ
)
の王ロボ』は、その中でも
傑作
(
けっさく
)
といわれる面白いものです。
動物物語 狼の王ロボ
(新字新仮名)
/
アーネスト・トンプソン・シートン
(著)
なやましき
柳
(
やなぎ
)
を
吹
(
ふ
)
く
風
(
かぜ
)
さへ、
赤
(
あか
)
き
蟻
(
あり
)
の
群
(
むらが
)
る
如
(
ごと
)
し。あれ、
聞
(
き
)
け、
雨乞
(
あまごひ
)
の
聲
(
こゑ
)
を
消
(
け
)
して、
凄
(
すさま
)
じく
鳴
(
な
)
く
蝉
(
せみ
)
の、
油
(
あぶら
)
のみ
汗
(
あせ
)
に
滴
(
したゝ
)
るや、ひとへに
思
(
おも
)
ふ、
河海
(
かかい
)
と
山岳
(
さんがく
)
と。
峰
(
みね
)
と
言
(
い
)
ひ、
水
(
みづ
)
と
呼
(
よ
)
ぶ、
實
(
げ
)
に
戀人
(
こひびと
)
の
名
(
な
)
なるかな。
五月より
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
山岳
(
さんがく
)
の
溪流
(
けいりゆう
)
にはあまり
目
(
め
)
にふれませんが、やはり
特有
(
とくゆう
)
の
魚
(
うを
)
がゐます。いはな、やまめ、うぐひ、あゆ
等
(
など
)
はその
中
(
なか
)
の
主
(
おも
)
な
魚
(
うを
)
で、
高山
(
こうざん
)
の
水
(
みづ
)
が
清
(
きよ
)
く
澄
(
す
)
みきつてるように、その
肉
(
にく
)
も、くさみがなく、
味
(
あぢ
)
がいゝ。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
我が上越後は
山岳
(
さんがく
)
つらなれば滝多し。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
あの
深
(
ふか
)
い
山岳
(
さんがく
)
の
奧
(
おく
)
には
屹度
(
きつと
)
何
(
なに
)
か
怖
(
おそろ
)
しいものが
潛
(
ひそ
)
んでゐるに
相違
(
さうゐ
)
ないと
考
(
かんが
)
へた。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
“山岳”の意味
《名詞》
山岳(さんがく)
やま、特に、頂上へ向かう傾斜の度合いが激しいなど、険しい様相を呈しているもの。
(出典:Wiktionary)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
岳
常用漢字
中学
部首:⼭
8画
“山岳”で始まる語句
山岳切支丹族
山岳地帯
山岳切支丹
山岳党
山岳家
山岳地方
山岳旅行
山岳重畳