“さんがく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山嶽43.5%
山岳39.1%
散楽13.0%
山壑4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
信仰のうちに併呑へいどんされた土地、鼓動してる山嶽さんがく、歓喜してる空、人間の獅子しし、それらにたいする賛歌を彼は飲み込んだ。
すべてスポーツにかんするもので、ちょうど盛夏せいかちかづいたから、山岳さんがく風景ふうけいや、溪谷けいこく海洋かいようのけしきなどが、にもしたしまれたのであります。
考えこじき (新字新仮名) / 小川未明(著)
古例では、その日、十二番の散楽さんがくを演じることになっている。足利歴代の盛儀で、およそ文武の百官は招待に洩れることはない。華麗善美な祝典だった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何をかいかり何にか迷はせたまふ、く、疾く、曲路の邪業じやごふを捨て正道の大心を発し玉へ、と我知らず地を撃つて諫め奉れば、院の御亡霊みたまは、山壑さんがくもたぢろき木石も震ふまでにすさまじくも打笑はせ玉ひて
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)