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さつ
ふりがな文庫
“
册
(
さつ
)” の例文
新字:
冊
下宿
(
げしゆく
)
には
書物
(
しよもつ
)
は
唯
(
たゞ
)
一
册
(
さつ
)
『千八百八十一
年度
(
ねんど
)
ヴインナ
大學病院
(
だいがくびやうゐん
)
最近
(
さいきん
)
處方
(
しよはう
)
』と
題
(
だい
)
するもので、
彼
(
かれ
)
は
患者
(
くわんじや
)
の
所
(
ところ
)
へ
行
(
ゆ
)
く
時
(
とき
)
には
必
(
かなら
)
ず
其
(
そ
)
れを
携
(
たづさ
)
へる。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
私
(
わたくし
)
は
丁度
(
ちやうど
)
其
(
その
)
時
(
とき
)
、
何
(
なに
)
か
一
(
ひと
)
つ
話
(
はなし
)
を
書
(
か
)
いて
貰
(
もら
)
ひたいと
頼
(
たの
)
まれてゐたので、
子供
(
こども
)
にした
話
(
はなし
)
を、
殆
(
ほとんど
)
其
(
その
)
儘
(
まゝ
)
書
(
か
)
いた。いつもと
違
(
ちがつ
)
て、一
册
(
さつ
)
の
參考書
(
さんかうしよ
)
をも
見
(
み
)
ずに
書
(
か
)
いたのである。
寒山拾得縁起
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
この
本
(
ほん
)
が
出來
(
でき
)
ましたら、
木曾
(
きそ
)
の
伯父
(
をぢ
)
さんの
家
(
うち
)
に
勉強
(
べんきやう
)
して
居
(
ゐ
)
る三
郎
(
らう
)
のところへも一
册
(
さつ
)
送
(
おく
)
りたいと
思
(
おも
)
ひます。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
それは、子
供
(
とも
)
向
(
む
)
きに
寫眞
(
しやしん
)
の
沿革
(
えんかく
)
から
撮影
(
さつえい
)
、
現像
(
げんぞう
)
、燒
付
(
つけ
)
の
法
(
ほう
)
、それに
簡單
(
かんたん
)
な
暗箱
(
あんはこ
)
の
作
(
つく
)
り方までを
説明
(
せつめい
)
してある。たしか
博文館
(
はくぶんくわん
)
發
(
はつ
)
行の
少
(
せう
)
年
理科
(
りくわ
)
叢
(
そう
)
書の一
册
(
さつ
)
だつたかと
思
(
おも
)
ふ。
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
一二
册
(
さつ
)
手
(
て
)
に
取
(
と
)
つて
見
(
み
)
ると、いづれも
婦人用
(
ふじんよう
)
のものであつた。
宗助
(
そうすけ
)
は
其
(
その
)
口繪
(
くちゑ
)
に
出
(
で
)
てゐる
女
(
をんな
)
の
寫眞
(
しやしん
)
を、
何枚
(
なんまい
)
も
繰
(
く
)
り
返
(
かへ
)
して
眺
(
なが
)
めた。
夫
(
それ
)
から「
成効
(
せいかう
)
」と
云
(
い
)
ふ
雜誌
(
ざつし
)
を
取
(
と
)
り
上
(
あ
)
げた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
太始
(
たいし
)
天元
(
てんげん
)
册
(
さつ
)
に見えて居るといふ丹天の氣、
黅天
(
きんてん
)
の氣、蒼天の氣、素天の氣、玄天の氣などといふのは、天の四方及び中央に五色を配した空言なるが如く、何の特別意義も無きかと見ゆる。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
彼
(
かれ
)
の
書物
(
しよもつ
)
は
女主人
(
をんなあるじ
)
が
橇
(
そり
)
の
中
(
なか
)
に
積重
(
つみかさ
)
ねて、
軒下
(
のきした
)
に
置
(
お
)
いたのであるが、
何處
(
どこ
)
からともなく、
子供等
(
こどもら
)
が
寄
(
よ
)
つて
來
(
き
)
ては、一
册
(
さつ
)
持
(
も
)
ち
行
(
ゆ
)
き、二
册
(
さつ
)
取去
(
とりさ
)
り、
段々
(
だん/\
)
に
皆
(
みんな
)
何
(
いづ
)
れへか
消
(
き
)
えて
了
(
しま
)
つた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
假令
(
たとへ
)
その
土地
(
とち
)
が、どんな
山
(
やま
)
の
中
(
なか
)
でありましても、そこで
今度
(
こんど
)
、
父
(
とう
)
さんは
自分
(
じぶん
)
の
幼少
(
ちひさ
)
い
時分
(
じぶん
)
のことや、その
子供
(
こども
)
の
時分
(
じぶん
)
に
遊
(
あそ
)
び
廻
(
まは
)
つた
山
(
やま
)
や
林
(
はやし
)
のお
話
(
はなし
)
を一
册
(
さつ
)
の
小
(
ちひ
)
さな
本
(
ほん
)
に
作
(
つく
)
らうと
思
(
おも
)
ひ
立
(
た
)
ちました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
册
部首:⼌
5画
“册”を含む語句
短册
册子
一册
二十册
伊弉册尊
六册
十一册
小册子
短册型
短册形
秀鶴册子
籍册