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や
ふりがな文庫
“
優
(
や
)” の例文
若
(
も
)
しもあなたのような
優
(
や
)
さしい
御方
(
おかた
)
が
最初
(
さいしょ
)
からお
世話
(
せわ
)
をして
下
(
くだ
)
さったら、どんなにか
心強
(
こころづよ
)
いことであったでございましたろう……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
今現に金の指環に真珠を
嵌
(
は
)
むる細工に掛れる、年三十二三の
優
(
や
)
さ男、成るほど女にも好かれ
相
(
そう
)
なる顔恰好は是れが則ち曲者生田なるべし
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
薄色の服をつけた
優
(
や
)
さがたの彼女の雰囲気には、今夜のテーブルの用意もした主婦らしいほてりがちっとも感じられなかった。
道標
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
奧から飛んで出て、講中の人達の間に道を作つてくれたのは、手代の巳之吉といふ、二十四五の
優
(
や
)
さ男でした。
銭形平次捕物控:219 鐘の音
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
子爵
(
ししやく
)
の
君
(
きみ
)
最愛
(
さいあい
)
のおもひ
者
(
もの
)
など、
桐壼
(
きりつぼ
)
の
更衣
(
かうい
)
めかしき
優
(
や
)
さ
形
(
がた
)
なるが、
此奧方
(
このおくがた
)
の
妬
(
ねた
)
みつよさに、
可惜
(
あたら
)
花
(
はな
)
ざかり
肺病
(
はいびやう
)
にでもなりて、
形見
(
かたみ
)
の
止
(
とゞ
)
めし
令孃
(
ひめ
)
ならんには、
父君
(
ちヽぎみ
)
の
愛
(
あい
)
いかばかり
深
(
ふか
)
かるべきを
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
弓馬
(
きゅうば
)
の
道
(
みち
)
に
身
(
み
)
を
入
(
い
)
れる、
武張
(
ぶば
)
った
人
(
ひと
)
ではございましたが、八十
人力
(
にんりき
)
などというのは
嘘
(
うそ
)
でございます。
気立
(
きだ
)
ても
存外
(
ぞんがい
)
優
(
や
)
さしかった
人
(
ひと
)
で……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
年の頃五十七八、大町人らしい
恰幅
(
かっぷく
)
で、後ろに従えた
優
(
や
)
さ男の茂七とは、
対蹠的
(
たいしょてき
)
に堂々としております。
銭形平次捕物控:057 死の矢文
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
戀
(
こひ
)
は
一方
(
いつはう
)
に
強
(
つよ
)
よく
一方
(
いつはう
)
に
弱
(
よ
)
はきものと
聞
(
き
)
くは
僞
(
いつ
)
はり
何方
(
いづれ
)
すてられぬ
花紅葉
(
はなもみぢ
)
の
色
(
いろ
)
はなけれど
松野
(
まつの
)
の
心
(
こゝ
)
ろ
根
(
ね
)
あはれなり、
然
(
さ
)
りとて
竹村
(
たけむら
)
の
君
(
きみ
)
が
優
(
や
)
さしき
姿
(
すがた
)
一
度
(
ど
)
は
思
(
おも
)
ひ
絶
(
た
)
えもしたれ、
淺
(
あさ
)
からぬ
御志
(
みこゝろざし
)
の
忝
(
かたじけ
)
なさよ
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
私
(
わたくし
)
は
優
(
や
)
さしい
名前
(
なまえ
)
がよいと
思
(
おも
)
いまして、さんざん
考
(
かんが
)
え
抜
(
ぬ
)
いた
末
(
すえ
)
にやっと『
鈴懸
(
すずかけ
)
』という
名
(
な
)
を
思
(
おも
)
いついたのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
若旦那と言つても父親がないので、これが三河屋の若主人ですが、丹次郎型の
優
(
や
)
さ男は、何時まで經つても町内の衆に若旦那と呼ばれるのを見得にして居たのです。
銭形平次捕物控:178 水垢離
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
如何
(
どう
)
も申されねどお
前
(
まへ
)
さまのお
優
(
や
)
さしさは
身
(
み
)
にしみて
忘
(
わす
)
れませぬ
勿躰
(
もつたい
)
なけれどお
主樣
(
しゆうさま
)
といふ
遠慮
(
ゑんりよ
)
もなく
新參
(
しんざん
)
の
身
(
み
)
のほども
忘
(
わす
)
れて
云
(
い
)
ひたいまゝの
我儘
(
わがまゝ
)
ばかり
兩親
(
ふたおや
)
の
傍
(
そば
)
なればとて
此上
(
このうへ
)
は
御座
(
ござ
)
いませぬ
左
(
さ
)
りながら
悔
(
くや
)
しきは
生來
(
せいらい
)
の
鈍
(
にぶ
)
きゆゑ
到底
(
とて
)
も
御相談
(
ごさうだん
)
の
相手
(
あいて
)
には
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“優”の意味
《名詞》
(ユウ)大学等の成績評価で最上位のもの。 cf.良、可、不可。
(出典:Wiktionary)
優
常用漢字
小6
部首:⼈
17画
“優”を含む語句
俳優
優雅
優美
優婉
優劣
優渥
優容
優柔
優越
優秀
優子
優男
優婆塞
優等
優艶
優善
女俳優
優婆夷
優勢
優勝劣敗
...